余話① ナキの夜の出来事
ふー、やっと部屋だ。
前世の時、ほぼ引き籠っていたから余り女の人と話したことなかったからびっくりした。
ていうか、自分ってそんなに可愛いのか?と疑問に思いながらも鏡を見る。
あの時、水溜りに映った時と同じだ。余りにも歪んでいてよく見えなかったけど。
白銀の白色の髪、白と青のグラデーション、可愛いらしい頬、目。
なんか前世よりこっちの方がいいかも。とにっこりする。
モテそうだけど、オレは告白されても断るしか
しない。
こう見えて、中身は男子高校生で、見た目は13歳(不老不死)の美少女なのだ。
取り敢えず、夕ご飯を食べるか。
また後で、ゆっくり……ってここ、スマホとかテレビないんだった。
オレは部屋を出て、鍵を掛ける。この辺は、元の世界と同じ。
確か、場所は受付けの横だったっけ?
そうだったか、曖昧だけどオレはそこにいく。
ー移動中ー
えっと、どこに座ればいいか?
「ナキさん、いらっしゃったんですね直ぐに料理を出します」
「あ、はい」
またこの人に……ってこの人、看板娘だった……。
「どこに座ればいいんですか?」
「あー空いている席で、どこにでも座って下さい」
空いている席か。
よし、ここにするか。
「もう料理は、出来ています」
へー意外だ。まぁ、ホテルと同じか。
料理は、ご飯・スープ・ステーキだった。そしてどれも美味しかった。久しぶりの米に、肉だったが。
さて、お風呂にも行こうかな?と部屋に戻ってそう考える。
そう言えば、着替え……準備していなかった。
今、するか。と思ったけど、この服も一度着れるのでは?と疑問に思うがやっぱりやめて、作ることに。
よし、何を作ろう?女の子って寝る時何を着ているんだ?
分からないので、あの宿屋の看板娘に聞くことにした。
「えっ、服ですか。寝る時の持っていないのですか?」
「うん、持っていない。この服しか」
作成だったらなんでも作ることが可能だけど。
「なら、そのパーカーを着るというのは?」
確かに同じやつじゃないものでもパーカーを着るのもありか。
「ありがとうございます。パーカーにしてみます」といい部屋に戻る。
「魔法 作成」
パーカーを頭の中で思い描きながら、色は黒で。
完成した。
出来はいいが、猫耳フードとは頼んでいないけどまぁいいか。
さて、では行くか。
※
女の子のままで入ったの初めてだったけど、スッキリした気がする。髪を乾かすのは、大変な思いしたけど。
なんかこの生活、女の子の生活もいい気がしてきた。でも、可愛いとか言われるはまだ慣れないけど。
明日に備えて早めに寝るとしよう。
明日、めっちゃ狩るぞー!
うん、やはりなんかおかしい。女の子なってからかいう感情が出てきている気がする。自分が自分じゃなくなりそう。
そしてオレは寝る。
ナキが寝たあとそれは起きた。
最強ドラゴンが目覚めたという情報が世界に流れた。
また、これは後の話になる……。
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