4話 冒険者
街並みを見ると綺麗。外国風の街並みっぽい。ここが異世界だからよく分からないけど……。
服屋に、レストラン?みたいなものと、宿屋がある。
そしてそれらに混じって、冒険者ギルドがある。
冒険者ギルドって印象、悪いんだよなー。ゲーム・漫画・ラノベで、人に揶揄う奴等などいたから。
正直に言うと入りたくない。でも、金はないし。
うーん、どうしたものか?
取り敢えず、入って見るか。何かあったら逃げればいい。逃げるが勝ちというから。
オレは、冒険者ギルドという所に足を踏み入れた。
ー歩いて5分ー
注目は……、あれ?誰も見ていない。よかった。
安心した。てっきり、オレのことを見て誰かが、何か言っているなーというのが起きると思った。
周りを見るが誰もが、他の人と話し込んでい
た。
そんなことがあったが、なんとかオレは受付まで行くことができた。
あの、気持ち何だったんだろうな。
「初めての方ですか?」と受付嬢が聞く。
「あ、は、はい」
別に受付嬢だからといっても変な感情にはならないし、ただ女の人と話したのが久しぶりすぎて。
「冒険者に志望ですか?」
「はい、そうです」
返事をすると一枚の紙が配られた。
上から順に、名前とレベルかランク、職業、役職を書く。どうやって書くか説明された。
そして、書く。
名前からだ。
名前かー。どうしようかな?ナキでいいかな。なんとなく思いついた名前だけど。
レベル?でもランクでいいと言っていたし、Eっと!
職業は……ない。いや、学生って書くか。一応、高校生だし。
役職は志望か?
「あの、役職ってなんですか?」
「役職というのは、剣士、魔法使い、回復魔法使い、などのことです。もし、決まっていないならば志望でいいです」
志望でいいのか。剣士っと。まぁ、VRMMORPGで剣士やっていたし、いいか。
「終わりました」といい、渡す。
「ええっと、名はナキでランクE、職業は学生、 役職は剣士。間違いはないですか?」
「はい」
返事すると受付嬢はバックヤードっぽいとこに行った。
ていうか、この世界、日本語使えたのか。でも何でこの街は異世界語何だ?日本語、使えるのに?
「ナキさん、カードです」
「ありがとうございます」
これが、ギルドカードか。
「これから、ギルドでのルールを言います」
「はい」
ギルドのルールなんてあるんだ。まるで、ラノベみたい。
「先に言っときます。本会場の冒険者ギルドは、ランクなど一切ありません」
ランクがない……?どいうこと?そんなことなんてありえるんだ。
「理解できないと思いますので言います。本会場は、クラスで分け、4つあります。セーフ、ノーマル、ハード、特Sです」
セーフが下で、特Sというよくラノベとかのランクに出そなのが上ということか。
「続いて、クラスの格上げは試験で行われます。受かれば、上がり、受からなかったら、そのままです。何回も受けるのが可能」
なるほどと頷く。
「あと、クエストなどについては、クエストクリアには、証が必要です。魔物素材などです。
バトルは、なんでもいいです。失敗してもなんもペナルティーはないです」
なるほどと頷いた。
「何か質問はありますか?」
「特にはないです」
「これにて、ルールなどは終わりにします。これから、クエストなどしますか?」
クエストか、まだいいかな。たぶん簡単なもの無くなっている気がするから。
あ、そう言えばこれってどうなんだろう?
「あの、クエストなど意外で魔物の素材って受け付けますか?」
「はい。受け付けます」
なら、簡単に金が集まりそう。
「では、また今度来てください」と受付嬢馬いうから、オレも返事をした。
※
そこら辺の魔物を狩り、ギルドに魔物の素材を売った。
銀貨12Rを手に入れた。
この世界のお金の単位は、1R =100円だろう。
銀貨は1枚、1000円の価値があるらしい。
オレが持っているのは、銀貨12枚ということは1200円だ。
1200Rというのが面倒となって、銀貨というのがあるのだろう。
取り敢えず、もう夕方だから宿屋探すか。
初めて、来た時に見た所でいいか?
扉を開けると鈴が鳴る。
また、受付嬢か。まぁいいか、たぶん看板娘だろう。
「ご用件は?」と20代位の受付嬢が言う。
「一泊お願い」と言う。
「一泊ですね。銅貨5枚です」
500円払う。
「食事は、朝、夕あり、お風呂もサービスしています。朝食は遅れてもどどけます。」
お風呂、あるのか。この身体では余り入りたくないが。
部屋の番号を聞いたので行こうとすると何故か止められる。
「名前なんて言うのですか?」
不審者かこの人!
「オレは、ナキです」
しょうがなく言う。本当は、行きたい。
「ナキちゃんって言うんですか。パーカー可愛いですね」
かわ……いい!?と思い照れる。オレ、全然可愛くないんだけど。
「お姉さんの名は聞く?」
「では、お願いします」
一応、聞くだけ。
「私は、マアカ」
たぶん、覚えられない。
「マアカさん行っていいですか?」
「あ、ごめんね。ナキちゃん」
なんとかオレは、自分の泊まる部屋に行けた。
明日も、狩るか魔物。その前にお風呂と夕食。
よかったら、ブックマークやいいねしてください。お願いします。