じーんめもりー
夢の中でストーリーが降ってきました。
駄文です。
急に視界が晴れた気がする。
先程食事をした時から?!
えー、吾輩は、、、と、自分の事に集中したのがいけなかったのか、
濁流のような知識が意識を押し流した。
はっ、どうやら半日ほど経ったようだと、太陽の位置から推測する。
ふと自分を顧みると、先程の濁流のような知識は整理され、
自分が何者か理解した。
とある星で、文明が滅びようとしていた。
種の限界なのか文明の限界なのか、他の原因なのか、
とにかく子は生まれず、環境は日々悪化し、今まで築いた物が維持できず、
静かに終わろうとしていた。
人々はあらゆる手段で、自分たちの文明を継ぐ方法を模索していた。
機械に全て記録する者、電波で全て発信する者、などがいたが、
一風変わった方法を試した者がいた。
自分たちの情報、歴史、科学などの文明の全てをDNAに刻み込む研究だ。
もちろんそんなことをすれば長大なDNA鎖となるので、分割して仕込み、
然るときに合成できるよう、DNAの運び屋としてウィルスさえ利用した。
然るべき時=長大なDNAに耐えられる生き物の成立時、
と設定されていたようだが、、、さっきの食事にウィルス入ってたのかな?
ふと自分を顧みる。
目線はかなり低い。
手には水掻きがある。
水辺がここちよい。
声を出してみる。
「ゲコォ」
うん、カエルだ。
生まれてからの記憶もちゃんとある。
これ、失敗じゃね?
カエルに文明を継げと?
遺伝子に刻まれた記憶だから、いずれ仲間は増えるだろうけど。
増えたところでなぁ。
途方に暮れて、日が暮れる