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第16話 宴もたけなわ?

そうこうしていると、そのおねぇさんはこちらにやって来た。


「飲んでるかぃ?タカレーン様。さっきは見苦しいところをみせちまったねぇ。さ、ジョッキが空きそうだね。こっちと交換だ。じゃぶじゃぶ飲みなぁ、ね?」


隆康は言われるままにジョッキを渡す。その女性に興味がわき、話しかけてみる。


「ありがとう。さっきはすごかった。身体の中心がまったくぶれずによくあんなにも鋭い蹴りを出せるもんだ。」


「ははは。べつに鍛えたりそういうわけじゃないさ。あぁいうエロオヤジは必ず発生するからね。まぁ、何回も対処してるうちに、なんかしてくるタイミングとか分かるようになるのさ。あとは、どの机にも当たらないように、手加減して蹴りとばしゃぁ、誰にも迷惑はかからんからね。」


すごい妖艶な笑みをしながらそう言うと、空いたジョッキや皿を回収するために、隆康が座る席へと身を近づけてくる。


せり上がった胸が目の前に近づき、何やら甘い匂いがしてきた。


しかし、さきほども言ったとおり、隆康の下半身は不動である。


これ幸いにごまかすことにした。


「飯もうまいし、また寄らせてもらうよ。おねぇさんは何ていう名前ですか?」


「アタシかぃ?あたしの名はエマ。今後とも御贔屓に☆」


エマは軽くウィンクすると、また厨房の方へと戻っていった。


隆康は新たな出会いに、少しドキドキしながらエールを飲み干す。そういえば、ゴロリはどうしてるんだろう?

さすがに到着してるはずだけど・・・


あたりを探していると、見つかった。


男三人と飲み比べをしている。あれはダメな飲み方だな。きっと帰りはへべれけの酔っぱらいオヤジが出来上がっているであろう。


んー、料理も美味しいし、酒もうまいのであるが、耐久力のせいでいくらでも飲み食いできてしまう。

これは次の日に体重とかに変化してしまうのだろうか?


それともそれすら耐久して誤魔化してしまうのだろうか?



・・・



・・・



そろそろ帰るか。あ、そういえば、あの鉱山組合の小さいおじさんに挨拶しとくか。


「オジさん、今日はどうもありがとうございました。美味しい酒、料理と堪能しましたよ!」

小さいオジサンはカウンターへ座っていた。

「あぁ、もう帰るのか?こちらこそ今回は助かったよ。あの数のモンスターが街へと来ていたら、冒険者を集めている時間はなかったはずだ。

もし、今後、何か困ったことがあったら、このわし、鉱山組合のガルムを訪ねられよ!鉱石関係しか世話はできんがの。あっははっは。そいじゃぁの。」


ひらひらと手を降るとガルムはまた宴会の輪の中へと入っていった。


あ、あとアンはどこだ?



見つけた。何やら他の酔っぱらいたちとゲームでもやってるのか、わーわーと騒いでいる。


しかも、上着を脱いで、振り回しており、なぜか周りの男たちはパンツ1枚である。

すぐ側のやつに事情を聞くと、どうやら、アンたちは酒の酔いに任せて、野球拳のようなゲームを始めたらしいのだが、アンが無類の強さを発揮して、周りの男たちは剥かれてしまったらしい。


まぁ、男たちには同情の念を抱かないでもない・・・。

しかし、アンには説教だな、こりゃ。


「アン、もう帰る時間だよ。」


「あら、タカくぅん、あなたもやりましょうよ。すぅぐ脱がして上げるわ。なんならアタシが脱がせてあげましょうかぁ?」


おもむろに隆康のベルトに手がのびてきたので、それをさらりとかわすと、アンの首根っこをつかんで、ズルズルと引きずることにした。


そうすると、アンはスースーと寝始めたではないか。


非常にめんどくさいのだが、置いていくのも気が引けるので、おんぶすることにする。


アンの酒臭い臭いはあまりせず、やはり女のいい匂いが勝り、隆康の背中にはふっくらと成長途中の2つ山が感じられ、隆康としては嬉しいような恥ずかしいような気持ちであった。


当然、隆康の下半身は不動であったのは言うまでもない。


隆康、アンはこの日の宴会をかなり楽しめたようである。




宴会が終了しました。。


アンは酔っぱらうとタガが外れます。


隆康のズボンを下ろそうとするなど、欲望が少し解放されます。

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