3日目④ 召喚獣1体目
川に移動した。
周りにはプレーヤーがおらず召喚にはうってつけな場所だった。
召喚の仕方を火憐に聞いてみた
「召喚ってどうすればいいんだ?」
「知らないのに召喚しようとしてたの!」
「ああ、すまん教えてくれ」
「いいよ簡単だし」
そして教えてくれた、やり方は召喚術を使用する、すると地面に魔法陣が出現し、その真ん中に魔石を置いて呪文をすると、召喚できるらしい。
言われた通りに召喚術を使用し、魔法陣の真ん中に魔石を6個置き、呪文を唱えた
『我は汝と縁を結ぶ者なり、汝は我の力となり我と共に戦い、我も汝の力となり助けよう、我の声に応えて、我の前に馳せ参じろ』
と呪文を唱えると魔石が5個光、魔法陣も目が開けられないほど光輝き、光が消えあと、魔法陣のあったところを見るとそこには、2メートルぐらいの大きさの、白に近い銀色に輝く毛、手足には鎖が巻き付いている狼がいた。
鑑定すると
【フェンリル“ ” LV1 召喚獣】
と出た。
自分はフェンリルに近づき目を見ながら
「お前は今日からイラだ」
と名前を付け、イラを撫でた。
すると思っていたよりモフモフで無言で撫で続けた。
すると火憐と紅が
「おにぃちゃん、私撫でさせてー」
「私にも撫でさせてください」
と言って撫で始めた。
3人で撫でているとシルクが近づいてきて
「フェンリルを召喚したのに驚いたけど、そのあとすぐに私以外が撫で始めたのに驚いたわ」
と言いながら手はしっかりとイラを撫でいた。
そのあとみんなでイラを撫でたあとイラのステータスを見てみた。
名前 イラ
レベル 1
種族名 フェンリル
HP 1310
MP 1110
SP 1510〈+100〉
筋力 60
耐久 60
俊敏 80〈+11〉
器用 40
魔力 60
スキル
〔爪術LV1〕〔体術LV1〕〔風魔法LV1〕
〔雷魔法LV1〕〔威圧LV1〕〔神速LV1〕
〔神縛LV1〕〔空歩LV1〕〔吸収“風”LV1〕
〔吸収“雷”LV1〕〔自然回復強化LV1〕
〔物理強化LV1〕〔魔法強化LV1〕
〔俊敏強化LV1〕〔SP強化LV1〕
称号
【砂鉄の召喚獣】
残りステータスポイント0
〈 〉はスキルで上昇する数値
とステータスが出てきた。
今の自分のステータスが
名前 砂鉄
レベル 33
種族名 天魔竜人
HP 1230
MP 1230
SP 1230
筋力 60[+5]
耐久 60
俊敏 60[+5]
器用 40[+10]
魔力 60
スキル
〔召喚術LV2〕〔剣術LV13〕〔火魔法LV15〕
〔竜魔法LV4〕〔鍛治LV1〕〔鑑定LV16〕
〔切り落としLV3〕〔三次元機動LV2〕
〔効果倍増LV20〕〔自然回復強化LV11〕
〔物理強化LV13〕〔魔法強化LV14〕
称号
【蹂躙者】
【ジャイアントキリング】
残りステータスポイント20
*[ ]の数値はアクセサリーで上昇する数値
なので自分よりステータスが少し高い。
武器のステータスを加えると自分の方が強いがLV1にしては破格のステータスだ。
火憐たちに見せると
「レベル1でこのステータスって将来レベルが上がればレイドボスクラスのモンスターになりそうだね」
「空歩で空を移動することも出来るから私みたいに魔法も空を飛べるないプレーヤーは勝負にならないね」
「神速に風魔法と雷魔法って速さ主体のスキル構成で風と雷を吸収でき、HPと自然回復が強化されているから持久戦で戦うと不利になるね」
と一人一人が評価してくれた。
一度戦い方を見てみようと、人の少ない奥の森の方に向かった。
すぐにハイラビットを見つけた。
イラに攻撃するよう命令すると、神速でハイラビットの後ろにまわり、爪術で下から掬い上げるように打ち上げ、空歩で空に上がり、神縛で動きを封じたあと、体術スキルのLV1で覚えている回転蹴りで下に叩きつけ、雷魔法のLV1から覚えているエレキボールで攻撃し、降りてきたとろこで光の粒子となって消えた。
ハイラビットを圧倒した戦い方の戦闘センスの高さに驚いた。
あとフェンリルが称号の【ジャイアントキリング】と【速撃者】を手に入れた。
効果は
【速撃者】
自分よりレベルの高い相手を気付かれる前に速攻で倒した者に与えられる称号
俊敏が1.2倍になる。
と言う効果だった。
さらに俊敏が上がったな。
と思うのと同時に頼もうしい仲間を手に入れたなと思った。
そのあとイラを召喚術で送還し、火憐たちと町に戻り、アイテムをいくつか売ったあと宿に戻ってログアウトした。
イラのスキルを【HP強化】から【SP強化】に変更しました。
それによってステータスも変えます。