3日目③
妹たちに話しが聞かれたあと呆れながらシルクが
「兄さんってデタラメね」
「ずっと思っていたんだけどシルクの兄ではないんだが」
「火憐も紅もおにぃちゃんやおにーさんって呼んでるから私も呼んでるの」
当たり前のようにいいきった。
最初は真面目で冷たい女の子かと思ってたけど、以外と天然かもしれない。
「砂鉄って呼んでくれ」
「わかったは兄さん」
「わかってないだろ!」
そのあと兄さん呼びをやめさせようとしている時、妹が興奮した雰囲気で話しかけてきた
「おにぃちゃんのそのスキルってユニークスキルじゃない!」
「ユニークスキルってなに?」
「知らないの!ユニークスキルはプレーヤーの行動によって取得できるようになるそのプレーヤーにしか使えないスキルのことだよ」
なるほど、だから取得可能スキルが増えていたのか。ついでに三次元機動のスキルについても聞いてみた。
「レアモンスターを倒したときにスキルの書を手に入れたんだが」
「えっレアモンスターのスキルの書手に入れたの!」
「ああ三次元機動ってスキルだ」
「便利そうないいスキルだね、スキルの書はモンスターから超低確率かレアモンスターから低確率かボスから低確率かたまに初討伐報酬でドロップするレアアイテムだよ」
「だけど俺はレアモンスターの初単独討伐報酬で貰ったぞ」
「単独討伐で討伐報酬もらえるんだね」
「今まで貰ったプレーヤーは居ないのか?」
「いないよ単独で準ボスクラスのレアモンスターを倒せるプレーヤーなんか」
「そんなのか?」
「ボスモンスターやレアモンスターを単独で倒すには最低でもLV10は高くないと勝てないよ」
「だけど俺はLV20下で勝てたぞ」
「それはおにぃちゃんが規格外なだけだよ!」
と話したあと、他のフィールドにも回ってモンスターを倒してレベル上げをしていた。
するとスライムエリアを歩いていると始めて見るメタリックなスライムがいた。
鑑定して見ると
【メタルスライム “メタ助” LV15】
と出たこのエリアのモンスターの平均LVは7だから倍近く強い。
しかも名前付きだ、最初はテイマーや召喚士のモンスターの可能性も考えたがその場合、鑑定の最後にテイム済みか召喚獣と表記されているので違うと判断した。
メタルスライムに近づくと突進してきたので避け、メタルスライムは物理攻撃に強いので、シルクと火憐が魔法攻撃し自分と紅が後ろの2人にメタルスライムがいかないように攻撃しつつ、自分も魔法攻撃した。
それを繰り返しこと数十分で光の粒子となり消えた。
ドロップアイテムは
メタルスライムの鉄x4
魔石x2
と出ていた。
そこでふと、魔石を6個目も持っているので召喚獣を呼び出そうと思い妹に言った。
「火憐、今ので魔石6個目を手に入れたから召喚獣を呼び出したいんだけど」
「えっ、おにぃちゃんもう魔石6個も手に入れたの!」
「ああ〔効果倍増〕の効果でたぶんドロップが2倍になってからな」
「あっ本当だドロップアイテムが2の倍数手に入ってるよ!」
火憐は自分のドロップアイテムを見て驚いている。そのあと調べたが、ステータスポイントは2倍になっていなかったようだ、たぶん自分種族特性にスキルの効果高める効果で、〔効果倍増〕の効果を高めてくれていのだろう。
「召喚獣を召喚させる場所っていい所からあるか?」
「うん、ラビットエリアに川が流れているだけど、そこらへんはプレーヤーがほとんどいないからなそこで召喚しよー」
といい火憐は紅のシルクを呼んで一緒に川に移動した。
ラビットやスライムやゴブリンやスネークが出てくる場所をエリアで区分けしました。