表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無邪気な色  作者: ランダムセンス
1/1

エピローグ

さぁ、皆さんご覧あれ!

この人間は、貴族や裕福な平民の子供を盗賊などに誘拐させ、変態じみた趣味を持つ奴隷商人です!

今日はこの悪人を禍根残さず丁寧に成敗しましょう!☆

ーなどと心の中で呟いてみたり。

一見するとただの子供が両手両脚を手錠で拘束されたビール樽のような男の上に乗っかっている。

傍からみても悪ふざけにしては過ぎている。

「貴様っ、この手錠をすぐに取れ!俺が誰か知っているのか!?」

ビール樽は唾を飛ばしながら体を揺すって逃げようとする。

うわ、息が腐った卵みたいな臭いする。胃でも悪いのかな?照れてるんだね、顔真っ赤にしてるし早めに終わらせてあげようかな。

そう思うととてもこの樽が可愛らしく思える。

「うん、知ってる。奴隷商人のホプキンズさんでしょ?」

「わかっているなら、とっととこの手錠を外してどけ!さもないと死んだ方がましと思えるような報いを受けさせてやる!」

状況が飲めてないのかな?まぁ、顔隠してるから誰かわからないんだろうけど。

取り敢えず声帯を切ろう。

腰に手をやり、取り出したのは長さ7cm程度の小さなナイフ。

柄には可愛らしい仔馬のレリーフが刻まれていておもちゃのナイフにしか見えない。

それを樽の喉に少し突き刺す。

当然ーー

「っ!?っ、っっ!?」

痛みで目を見開き必死に逃げようと抵抗する。

無駄なのに。

「手錠には重力魔法がかかってるから逃げれないよ?残念だったね。」

芋虫の様に腰を跳ね回す樽を見て、さらに愛しさが増す。

なんて可愛いらしいんだ。

より愛情を持って殺さねば。

そう思い喉をかき切ろうとするーーのを抑える。

危ない危ない。こいつからは回収しなければいけないものがあるのだ。

一旦殺すと満足するまで何回も刻んでしまう。

前回はそのせいで、重要な書類を血に濡らして大変だったのだ。もうあんなことはしない。

「さてさて、奴隷の鍵はど〜こかな?」

樽の内側のポケットを探る。

大事な物は大体箱の中や他人からは取り出しずらいとこに入れとくものだ、多分同じだろこいつも。

指先に硬いものが当たる。

取り出すと金色に輝く鍵が出てきた。

ブルジョワめ、服の装飾も金なら持ち物も金ってか。

「鍵の重さからしてメッキじゃなくて、金だね。どんだけ儲けたんだよ、このこの。」

顔が緩むのを感じながら、樽にナイフを刺す。勿論浅く。

樽も勿論痛みに暴れる。

「目当ての物は手に入ったしごくろーさん。」

シュッ。

遅れて樽の喉から血が溢れ出す。

血は顔にかかったがあえて拭わない。

目を見開きながら体をしきりに痙攣させる樽。

この一時が3番目位に興奮する。

樽の痙攣が収まると樽の腹から腰をあげる。

幻の壁を解き路地裏の周辺を確認する。

よし、誰もいない。

死体は見せしめ用に残す。

こうすれば奴隷は俺のものだ。

次から次へとやる事が浮かんでくる。

取り敢えずーー

「服を取り替えなきゃ、汗でべたべただし気持ち悪い。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ