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全ては一瞬
主人公のちっぽけで切ない人生の話
俺は、人を殺めた
それはもう、どうしようもなかった
今、思い出しても脈が乱れ
体が震える…
事故だった…
ほんとうに遺族の方には申し訳なくて
頭が上がらない
誰もが
自分は人を殺すわけないと思っているかもしれない
でも、案外近くにその可能性は転がっている
人間は愚かだ
俺も
愚かだ
自分の力を過信し油断した代償が
この現実
世間からは後ろ指を指され
大事な家族を、人殺しの一家にしてしまった代償は計り知れない
無論、自分自身も
今にも、全てを捨てて楽になりたい
でも
無理だ
この世に未練を残しすぎた
大事な人が多すぎる
やりたい事が多すぎる
みっともないな
人間は愚かだ
俺は
とびっきり愚かだ
この作品はもしかしたらノンフィクションなのかのもしれない
でもフィクションなお話
皆さんの心にちょっとでも響いたいいな