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しるし(詩集)

作者: さゆみ

ここで『詩』を書いているのはわたし

紛れもなくわたし


下手な詩だけど ここに言葉を置くのが好き


所詮ひとりよがりの詩

誰にも感動を与えられない詩ばかり


投稿すべきものではないかもしれない

でもついついプカプカ浮かばせてしまう


言葉はわたし自身から飛び出すもの



でもね



わたしは『詩』を書いている

日記を書いてるわけじゃない


それは今のわたしの言葉であるけれど

過去のわたしのココロかもしれないし

どこかで目に留まった何気ない風景かもしれない


ココロの奥底に眠っていた想いが少しだけ顔を覗かせるのかもしれない


すでに解決済みの出来事を引き出し

今更ながら悲劇のヒロインに成りきるのかもしれない


空想の世界で埋めつくされるのかもしれない


悲しい詩だって苦しい詩だって怒りの詩だって喜びの詩だって書きたいけど


でも現実がいっぱいいっぱいに本当に悲しくてつらかったら


絶対『詩』なんて書けない


わたしは書けない







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― 新着の感想 ―
[良い点] 心象風景を完全に切った詩でしたね。何も映像が浮かんで来ないですが、これは詩人はよくやる手です(プロが)短い中に自分の気持ちを吐露しているので勢いがあります。私は絶望の中で詩を書いているので…
[一言] 私も同じです。心の中に溜まったものを、浮かんだものを、溢れ出したものを、書き連ねているだけ。詩とは言え無いものばかりです。 本当に悲しくて、辛かったら……私も、書けないですね……
[良い点] すごく胸を打たれました。 [一言] こんにちは さゆみさん この作品を読ませて頂き、自分のことを言われているような気になりました。 「でも現実が ~ 絶対『詩』なんて書けない」の部分で…
2013/04/08 16:36 退会済み
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