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1.通勤バス

 会社までは、バスで40分。毎日バス通勤をしている。

左回りと右回りのコースがある。

家の近くのバス停からは、左回りの直通バスがあるので、

それに乗って通勤していた。

しかし、バスを降りてすぐに、よく会うおじさんがいて、

何かと私に話しかけてくるのだ。

最初は愛想よく挨拶していたが、だんだん嫌になってきた。

そこで、その直通バスから2つ目のバス停で降り、

右回りのバスに乗り換えるという方法で、

通勤するようになっていた。

とはいえ、通勤時間に変化はないので、

乗り換えという面倒さえ克服すれば、

困ることはなかった。


 毎日バスで通勤している人は、分かると思うが、

朝の通勤バスの乗客は、殆どが同じ人である。

どのバス停で誰が乗ってくるのか、大体知っている。

それに比べて、運転士さんは毎日変わる。

だから、運転士さんによって、朝の通勤が、

快適なものになったり、不快なものになったりするのだ。

安全運転で、自動音声案内以外にも、運転士さんが、

自分で案内をしてくれると、快適だ。

私は、ボーっとしているので、

「発車します。」

と発車するタイミングを教えてくれたり、

「右に曲がります。」

と曲がる方向を押してくれたりすると、とても、助かっていた。

しかし、スピードを出しすぎて、

急ブレーキを頻繁にかけるような運転は、

早く着くかもしれないが、苦手だった。

もっと悲しい気持ちに、なった事もある。

バス停の5m先に信号があって、赤信号でバスが止まった。

その時、バスに乗り遅れた人が、バスに近づいて、

乗せてくれるように、バスの扉をドンドンたたいた。

私は、乗せてあげて欲しいと思った。

でも、運転士さんは、いっこうに知らん顔で、

青信号になると、バスを発車させてしまったのだ。

また、こんな事もあった。

バス停まで15m手前にいた子供達が、

後ろからバスが来ていることに気づいて、

「そのバスに乗ります!」という顔で、

猛ダッシュを始めた。

私は、バスがバス停に止まってくれれば、

間に合うと思った。

ところが、バスはスピードを緩めることなく、

バス停を走り過ぎていったのだ。

道路運送法によると、

[停留所以外の場所で停車し、客を乗降させることはできない。]

となっているそうだ。

だから、間違ったことをしているのでは、ないと思う。

しかし、行き先によっては、20分~30分こない所もある。

私は、そんな光景を見て、ただ悲しかった。


 次回は、1月26日(月曜日)に、投稿する予定です。

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