「それでも生きてゆく」
「それでも生きていたい」
僕の思いを伝えようと
ペンを握っても 言葉は出ない
そりゃそうか
僕に才能なんて なにひとつないもんな
どうしても なにか伝えたくて
曲でも作ってみるかと
なにげなく音を鳴らして
また諦めて 寝転がる
そうさ 僕はなんもできやしない
風の吹くまま動くまま
浮かんでは沈む夢
ああ、やっぱ僕はだめだと呟いて
自分をまた嘲笑う毎日でさ
結局なにもできなかった
いや なにもしなかった
何者にもなれないまま
今日もただ 雲を眺める
青い空に流れる雲へぽつりと呟いた言葉
それでも、生きてたい
ようやく言葉にできたそうだ、僕がしたかったこと自分自身を認めたかった誰もが嘲笑っても自分だけは 味方でいたかった
それが言えるなら、僕はきっと今日も生きていけるいや 今日も、明日も生きていけるだろう




