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恋愛楽譜  作者: 白霧蝶
10/11

出会いは神社

「はぁ・・・」

私は、ため息をついた。

疲れたのだ。この人生に。生きていても楽しくないし生きていても、ただめんどうなだけ

楽しもない・・・

でも、ただ唯一のんびりとやすらげる場所があった。

そこは、神社で誰も来ないし森林に囲まれて空気もきれいで癒される

私はそんな神社を見ていて思った

なんでこんなにも事前は綺麗なのに人はこんなにも汚れているのだろう・・・。

そう思う自分が汚れているのかもしれない・・・それでもやはり人を好きになると言う事が出来なかった。

人である自分が嫌いだった。何度か死のうとした事がある。

自分に包丁を向けた事がある。でも怖くてできなかった。

その手は震え目からは涙がこぼれてそして包丁を落としてしまった。

その時私は自分がいかにも臆病なのかがわかった。

「めんどくせぇ」

私は、自分の金色の髪の毛を見だした

あぁ・・・頭がぐるぐるしてきた。

あーあ。死ねたらいいのに。死にたい。死にたい。

総思う事は簡単なのに・・・そうして死ぬことはこんなにも難しいのだろうか

「神様ぁ・・・私を殺してください」

自分で死ぬのが駄目なら殺してもらえばいい。

そう考える私は少しおかしいのかもしれない。

でも、私にとってそんなのどうでもいい。

「あんたそんな処で何言ってんのよ」

あ・・?神様?

いや・・違う・・。誰だこいつ

その子は背は低くぱっつんで黒髪で地面に着くくらいの長さだった。

そしてその子の瞳は私をきっと睨んだ。

「金髪。早くそこからどいて」

「・・・はぁ?」

「だーかーらー・・・どけっていってるでしょ!!」

その子は大きな声で私にどなった。

こ・・声が出けえんだよ

「・・何でどけなきゃなんないんだよ」

「掃除するからよ」

「掃除?んなもんあとでいいだろ」

「・・・私は今したいの」

「はぁ?・・・後」

「今」

「後」

「・・・・今だっつってるでしょ!邪魔よ!!邪魔!金髪どけろ!!」

「いで!!」

私はその子に持っていたほうきで叩かれた。

地味に痛いんですけど・・・・

「あーわーったよ。どければいいんだろ。ハイハイ」

「そうよ。分ってもらえればいいの」

私は、一旦そこをどけ、自動販売機に行ってジュースを買ってきた。そして掃除が終わった後に再びそこに座った

「・・・掃除した後すぐに座らないでよ。また汚れるじゃない」

「・・私が汚いみたいじゃないか」

心は汚いが体は綺麗なんだよ

「そうよ。汚いのよ。だからどっか行け」

「やだね」

私はさっき買ってきた缶ジュースをあけて飲んだ。

すると、その子は物欲しげに私をじーっとみてきた

ん?これがのみたいのか?

「・・・飲みたいか?」

「え!?べ・・別に」

その子の顔が一瞬にやけた。

くくっこれは面白い

「これ期間限定なんだよね・・」

「あぅ」

「これすごくおいしいな・・・」

「はぅ」

くくっ・・食いついてきた

「まぁ、やらないけどな」

「ひぎゃ!!」

あーあ。すごい衝撃だったのか?

まぁ・・楽しんだことだし

「ほらよ。やるよ。欲しいんだろ」

「・・・別に欲しいなんて・・・ありがと」

その子は少しテレながらも缶ジュースを受け取った。

そして、自分の口に運んだ。

のどが少しだけ動く

「おいしい・・・」

「そうか?ならよかった」

「・・・あんた優しいわね」

その子は小さい声でそう言った。

私は、その言葉を聞いて少し驚いたが笑って言った

「それはどうも」



「くっ!遅刻する」

私は、靴を適当にはき家を飛び出した。

そして、学校まで思いっきり走る。

今日は入学式。新入生が入ってくるのだ。そして、私は高校2年生になると言うとても大事な日だ。こんな日に遅刻することになれば、先生に怒鳴られる=内申書に響く

にきまってるだろう。あぁぁぁ!!どうしよう!

私は焦りながらもどうにか時間前にたどり着いたのだ

「はぁ・・はぁ」

私がぜーはぜーは言っていると後ろから一人の女の子の声がした

「あれ?あなた・・・前の金髪?」

「あ・・?」

聞こえた声の持ち主は一度だけ見たことがある小さい女の子だった

「お・・・ちび」

「ちび言うな!!」

私はその子に頭をべしっと叩かれた。

いてぇ・・・

「あー分ったよ。だからあんまりふてくされんな」

私は、その子のあたまをくしゃっと見出しやさしく撫でてやった

するとその子はすごく幸せそうに

「えへへ~」

とのんきそうに言った

うわぁ・・・こいつこんなキャラだったのか?

「あー!!姫之さんと霧理さんが仲良くしてる」

そんな事をしていると他の男子生徒が私たちを物珍しそうに言った。

それを聞いたとたんに彼女は顔を真っ赤にして反抗した

「ちょっと!!違うわよ!!」

私はその場に居ることがもう面倒くさいのでクラスの結果を見てみた。

そして私はBクラスそして、その下には・・・姫之啞樹・・・

姫之?聞いたような・・・姫之・・姫之・・。

・・・・えええええ!!あのちび!?

うそだろ?うぁぁぁぁぁ!!


私は、心の中で叫んだ。これからどんなハードな日々が続くのだろうか・・・


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