表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/48

急いできたのに~

 俺は母さんに言われ、スーパーまで月姫を迎えに行った。家からは、少し離れてるから走ることにした。だって遅くなると、母さんまた怒るだろうし…


 スーパーに着いた時には、少し汗をかいてた。それにしても…月姫はまだ来てない…


 俺は連絡しようとスマホと取り出したら、通知が1件来てた。月姫からで、俺は内容を確認した。


『着く少し前に、連絡頂戴ね』


 ……まじか!? 走ってて、スマホの通知に気が付かなかった…じゃなくて、サイレントのままだったー!!

 俺は、走ってきた自分に後悔しながら、月姫に連絡した。


『ごめん。サイレントになってて気が付かなかった、もう着いてるから、準備できたら来てくれ』


『ええ!? すぐ行くね!』


 それだけやり取りして待ってたら、月姫は慌ててやって来た。––彼女はベージュのワイドパンツに、白いTシャツといったラフな格好で、白いトートバッグを持っていた。


「暑いのにごめんね」


「いや気づかなかった俺が悪いから。それじゃ行こうか」


 そう言って、俺は歩き出した。


「もう! 待ってよ~」


 そう言って、月姫は左手にバックを持ち、右腕で俺の左腕に抱きついてきた。


「お…おい流石に…」


「もう! さっきもしたんだし、気にしない気にしない♪ それに、颯歩くの早いから捕まえとかないと、見失っちゃうかもだし♪」


 それっぽい理由をつけて、決して話してくれそうになく、俺はコレについては、なにも言わなかった。


「颯の家って遠いの?」


「ん? いや結構近いぞ? ほらあそこの出口抜けて、5分ぐらいで着くかな」


「そうなのね♪ ちゃんと覚えとかなきゃ♪」


 そう言いながらも月姫よ……俺の方ばかり見ていて覚えれるのか?


「そう言えば」


「なに?」


「その服すごく可愛いぞ?」


「なんで疑問形なのかな? そこは言い切って欲しいんだけど?」


「感想言ったことないし、どう言っていいか、わからなかったんだ」


「それでも疑問形はダメ! はい、やり直し!」


「恥ずかしいからまた今度で」


「いきなり会いたい言って準備させといて、恥ずかしいなんて

 酷いよ颯は…しくしく」


 そう言って月姫は、泣いた振りをし始めた。


「色々勘違いさせるような事を言うな! そしてするな!」


「颯…実はオラオラ系男子なの?」


「違うから! サラッと俺を、社会的に抹消させないでくれ! もう一度言うのが、恥ずかしいだけだから」


「しってるから安心して♪」


 そう言って月姫は、俺の顔を見上げ微笑んでた。俺はそれにドキリとして、恥ずかしくなって右手で、頬をかいた。

 そんなやり取りをしてたら、家に着いた。


「ただいま」


「お…おじゃまします」


 俺達は、リビングに行くと母さんは、料理の準備をしていた。


「あら? おかえりなさい」


「えっと…この子が月姫」


()()()()()。蒼井月姫です」


「あぁ~はいはい♪ 初めまして颯の母です。今日は無理言ってごめんね」


「そんなことないです! 呼んでくれたおかげで…颯とまた居れるので…」


 最後の方は声が小さ過ぎて、聞き取れなかったけど、どうやら問題はなさそうだな。


「ふふっ♪ あっそうだ! 颯、汗かいてるし着替えてないんだから、シャワー浴びてきなさい」


「いまから!?」


「こんな可愛い子に嫌われたくないでしょ? ほら早く行く!」


「わかったから…そのごめん!! 月姫、来てすぐだけどソファ座って待っててくれ」


「わかった♪」


 俺は、急いでシャワーを浴びに行った。まぁ確かに、汗かいてたし汗臭いとか思われたくないから、ちょうどいいか...


 そう思いながらシャワーを浴び、リビングに戻ると…何故か、月姫は母さんと一緒に料理をしていて、ものすごく打ち解けあってた。

 この短時間でなにがあったんだ……?

感想や評価よろしくお願いします!!

続き気になる方はブクマよろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染と契約事項~契約中に完全に惚れさせ無期限目指す!!~ https://ncode.syosetu.com/n3260ha/ コチラもよろしくお願いします!!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ