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第56話 連れ去り犯

 辻馬車が襲われ少女が連れ去られた事件


 捕らえた者

 魔法使いは、拠点へ転移して姿を現した所を、マイヤー侯爵率いる討伐隊により、拠点に残って居た者共々拘束後、リーデン伯爵へ引き渡し。

 襲撃犯は、現行犯として公爵が容赦なく拷問、以前に連れ去った少女の行き先などを喋らせるため。


 捕らえた者達は売る部門の依頼で少女達を連れ去り、報酬を得ていたと白状。

 担当分けされているので、連れ去った少女の行方は知らないと。


 売る部門との連絡方法に、連れ去り支持をした者は誰なのか喋らず、公爵が取った手段は心が折れ白状するまで何度もセインへ癒やしを施させて、無限の苦痛を与え続ける。

 2度目の癒やしを施した後、辻馬車商会の関与と連れ去る少女を支持した者を白状。


 連れ去られ犯が捕らえられた報が辻馬車商会へ伝えられた後、仕事に出てこない者が変死体として見つかり、案の定、襲撃犯から聞き出した人物。

 やっと聞き出した辻馬車商会の関与に支持者が殺され、その先が辿れず。


 判明したのは、毒事件の変態修道士へ、ユウ、リン、オペラを紹介した売る部門を中核に、集める部門が複数存在する巨大な人身売買組織の存在。

 集める部門は、今回の連れ去り以外にも、買い集める集団、誘拐で集める集団、孤児院と称して集める集団が判明。


 孤児院に関して

 反王族派領地と、アロー侯爵に依頼して中立派領地を調査するも、該当する院は無く。

 王族派のリーデン伯爵にも依頼、各領主が目的を聞くと、金を払っているなら問題無いだろう、孤児院に居るより買われて行った方が良いだろうと言われて、調査が出来なかったと返答、中立派の多く、反王族派の一部にも同じ意見の領主が居たのです。

 公爵、孤児院で粗末な食事に教育も受かられない環境で育つより、買われて行った先の方が恵まれているとの考え、ユウ、リン、オペラも子を売ってしまう親の元に居るよりは、たまたま、売られた先が変態修道士だったので、ダルタニアン伯爵、ポルトス伯爵、アラミス子爵に買われていたらと思うと正義のあり方に悩み。


 当初は、人身売買組織からの購入者を洗い出す思いが有ったのを、売られていった全員が不幸では無いのかとの思いから取りやめて、愛でる会の集まりで聞いたのです。

「子供を買う話しをされた事は有りますか」

 多くが無言となり、身近に人身売買組織は入り込んで居るのだと分かり、無言だった者達も付き合い上から話せないのだろうと。



 手際の良さと、組織の分業化による情報統制、一度、人身売買組織をまとめる者に会って話をしたいと思う公爵、皆の前でその気持ちを語ったのです。

 もしかしたら、向こうから接触して来るのでは淡い期待を持って!

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