竜人と狐ヒトの共通点と小さな恋?
どうやら張り込まれた様です。
そんなこんなでまたお昼休みの時間がやって来たのじゃが・・・
「現れる気配はなぃわねぇ。ねぇ?ソラ、その子今日は現れないかしら?」
とミィナが柱の陰で購買の方を窺いつつ私に呟く。
ソウデスネーって(そりゃ現れる訳ないわな。本人がここにおるんじゃし。)
と心の中で突っ込みを入れつつ『MAP』で黄色い点の確認をする。
ふむ。とりあえずうちら位しか『監視』な目や動きをしてる輩が・・・ おるの。
うーん。困った。1~2回なら誤魔化せそうじゃが、ミィナが居ると出現しないというのは
正体特定されそうで困るの。リーナは分からんがクィナ辺りならマジで正体あばこうとしかねんしな。
「なんだ、ミィナさんも張り込みやってたのかい?」
とその時、後ろの方から歩いてきた男子生徒に声が掛けられた。
「あ、キィーロ君。ちょっと気になっちゃって。って、あたしもってどういう意味?」
と小首を傾げてるんじゃが、ほれ、そのキィーロ君の後方にじゃな。
「あ。あの子達は1年生かな?・・・あれ。ミラが居るって事はリーナも隠れてるのね;」
と廊下の影からこっちを覗いてる女生徒達に気が付くミィナ。
ありゃ多分私よりもミラのモフモフ具合に惹き付けられた連中じゃと思うが
ミラの真似っこしてるのかの?傍目で観ればほっこりとはする光景なんじゃろうが
若干誰がミラによりひっつけるか揉めとるような気もする・・・
いずれにしても隠れるのには失敗しとる様じゃがの。
「ちなみにミィナさんが今居る所は例の子が良く居る張り付き場所だから
ミィナがそこに居るともしかしたら会えないかもしれないよ?」
と涼やかな笑顔でキィーロ君がさり気なくミィナに情報を教える。
「え゛。そうだったの?」と慌てるミィナ。
リーナから「あの子ビビり症みたいだから気を付けて」とか言われてたの忘れてた訳じゃない様じゃな。
あちゃーって顔してその場から離れたミィナが教室に戻りつつふと付いて来たキィーロ君の顔を見上げる。
「そういえば気になってたんだけど、キィーロ君とかクィナ君の種族てば女尊男卑だったりするの?」
と休み時間の時にクィナが口走ってた事が気になってたのかキィーロに聞く。
「うーん。どうだなんだろ。竜族は女の子の気を惹く為に光物を収集する気があるのは認めるけど、
狐ヒトの場合は圧倒的に女性の方が能力が上みたいだしなぁ。まぁどっちの種族も
女性の絶対数が少ないから上げ膳据え膳化する傾向にはあるみたいだけど、女尊男卑て訳じゃないよ。」
とキィーロが苦笑しながら解説しとる。
ミラはその辺どうなんじゃろな?竜と龍では性質とか社会性も異なるんじゃろか?
「ふーん?そうなんだ。」とミィナがキィーロをチラ見しとるがあれか?貢がれる相手を想像しとるんか?
まぁイケメンじゃろうし気になるのは分かるがの。
竜人と猫ヒトとの距離が気になる所ですがミラの動向も要注意な様で。さて、次なる『イベント』では何が起こるのでしょうか?




