対策
今回は短めかも。
とりあえずミィナとアンヌは今後の対策とか話し合って
立ち回りの仕方を決めた様である。
「とりあえずリーナが帰って来たらこの事伝えておいた方がいいよね?」
とアンヌが言う。
「そうね。ミレーヌ様の方にも話は通しておいた方が無難だけど、
取り巻きの方々が今度どう出るかも分からないし・・・」
とミィナもまだまだ思慮中の様じゃがな。
リーナは恐らく攻略情報で持って事態に対処しようとするじゃろうが
相手はゲームのまんまでは無くナマモノじゃ。
彼女だけでは対処しきれない部分もあろう。
私は『召喚獣』じゃからヒト相手の対策は・・・いや、一応あるにはあったの。
まだ開放されてない新スキルが。じゃがそれを作動させる為の必須アイテムが手元には無い。
(うぅ。余りこの手のやり方はしたくなかったが、『奥の手』を使うしかないのかの?)
とヒューイの方を見る。
「キュィ?」と不思議そうにこちらを見るヒューイ。
(このやり方、ミラに頼んでも良いのじゃが、ミラの『食事』を減らす事になりかねんしのー。)
うーむ。しかしこれはあくまでも『奥の手』。しかもかなり『悪手』の類いじゃ。
迂闊に手を出して後でしっぺ返し喰らう訳にもいかんし、
なによりヒューイにはまだこの間の貸しも返しておらんしの。困ったものじゃ。
「そうだ、リーナはまだクエスト中だったんだっけ。
校門辺りまで迎えに行った方がいいんじゃない?」
とアンヌがミィナに提案する。
「うー。そうだね。帰って来た途端にさっきの子に難癖つけられても可哀想だし。」
と頭を抱えつつミィナも了承する。
結局夕方ぎりぎりまでクエストを粘ってたリーナを校門で2人でとっ捕まえて
先生の処まで護衛すると???な顔のリーナに事態を一から説明する羽目になった2人であった。
結局その日は生徒会会員の生徒は彼女の前には現れなかったのは幸いであったが。
フラグを組み込みつつ側面から乙女ゲーやっている様なものなので事態が余り進んでないかも知れませんが
そこら辺は生暖かい目で見守ってやって下さい。




