犬っ娘登場!
猫のお友達が登場しました。犬っ娘ですが。
目の前でミィナが寝お・・・いや気絶しとるなこれは(汗
半目でズレ落ちてるし心なしか白くてうっすい煙が口から上がっとる様だし。
何やら動物の『名称』っぽい物呟いてたと思ったらこれじゃよ。
恐らくは私の『名前』考えておった様じゃが。大丈夫かー?
私の身体の焦げや何かを心配しておった様じゃが
安心せい。ちゃんと治って来てるしの!完治にはまだ時間は掛かりそうじゃが。
リーナはリーナできっちり龍な雛の育成とかに掛かりっきりの様じゃし。
満腹感とか信頼感とかな気配はあの雛からは伝わって来たから順調そうだが
腹減らしたら例え雛でも吐息吐きそうじゃしな。
こっそり来てこっそり帰っていったから注目浴びまくりと言った所か。
何やら『影』みたいのもコソコソついて回ってるしの。
そんな事よりか、そろそろアレな娘っこが登場する頃じゃな。
なんとーなく気配が速攻で近づいて来てるの解るし。
『MAP』?黄色い点ばっかでどうしろというんじゃ。多すぎて判別できんわ。そんなん。
「廊下は走っちゃ駄目!」とか先生方に・・・今はそれどこでは無かったか。
「トットットット。」とリズミカルな音とそれに遅れる羽音みたいのがして・・・
遠慮なく「「「ガチャッ!!!!」」」と保健室のドアが勢いおく開くと。
案の定「ミィナちゃん大丈夫ーーーー!!!?」っとそいつが元気よく走り込んできた。
だから。騒がしいんじゃっ!!この犬っ娘がーーーーーっ!!!!!
その犬っ娘はベッドに駆け寄りブンブンとミィナの上半身を揺すっとる。
なんつーかアニメの世界の存在かっお主は。コテコテのお約束やりおってからに。
お供の鳥さんもその子の頭上でホバリングしながら呆れてる様じゃの。
「・・・っは。ここはだ・・・あ。『アンヌ』ちゃん、おはよーー。」
とミィナが半ボケな状態で覚醒した。病人に無茶させんじゃなぃわい。
この犬な娘の名は『アンヌ』。こんなんでもミィナの友達じゃ。
犬と猫系って仲悪そうじゃろ?所が全然仲が良いんじゃよな。
まぁいろんな種族が暮らしてるんじゃ。仲良くしない手は無いんじゃろがな。
巻き尻尾をブンブン振ってるその子はホント子犬っぽいんじゃよなー。
目指してるのは戦闘系じゃなくてミィナの両親同様に生産職系らしい。
それで意気投合しちゃったんじゃよな。話がツーとカーで話しやすかったんじゃろがの。
しかし・・・生産職系狙ってるという事は。あ(汗;なんか身の危険がヒシヒシと。
「あーっ。この子ねっ!!!!あんたの『召喚獣』っ!!!!」
きゃーーー。やめてーーー。そのキラッキラッした獲物を観る目で見つめないでーーーっ!?
この娘位じゃよなぁ。私が『玩具』でも即馬鹿にしたりしないのわ。
商人の目というかどこか職人魂なのを宿すその娘の『鑑定』眼はそっち特化しとる。
だからか私を手に取って弄るその手付きや目つきは正に職人その物。
嫌らしさがないのが救いじゃがあれか?これって百合なシシュなのかーーーっ!?
「アンヌちゃんたらそういうの好きだよねー。バラしちゃ可哀想だから辞めてね。」
とミィナが一応釘指してる様じゃが多分この娘はバラさなくても構造把握するじゃろ。
「んー。大丈夫。こんだけ手の込んだ『玩具』なら逆にバラさなくても凄さは解るし。」
とあっちこっち触診しとった様じゃが満足した様に私を両手で目の前に掲げ上げて
「アンタ頑張ったねー。流石ミィナの『召喚獣』。これなら『合格』かな。」とニッコニコ。
褒めてくれてるのは解るが『合格』とはどうゆう事じゃ。『失格』だったらバラされてたのかの?
「キュィー。」とホバリングしてる鳥も同意する様に鳴いておる。
ミィナがその鳥に目をやる。どうも鷹みたいな鳥じゃが魔力を纏ってるし・・・
「えー。アンヌちゃんの『召喚獣』だって可愛いじゃん。その子だって『合格』でしょ?」
とミィナが鳥を関心した様な顔で褒める。
「バサバサ。」ホバリングしてた鷹みたいのが私の座ってた棚に舞い降りる。
やはり『召喚獣』か。『鑑定』は・・・いや辞めておこう。
何となく『能力』は隠しておいた方が良い気がするし、学園の探知魔法に引っ掛かりたくないしの。
「えへへー。分かるー?この子、『魔鷹』なんだよー。」とアンヌが胸を張る。
しかし犬系が鷹種を『召喚』って・・・鷹狩りとかするのかの?結構強力なタッグな気がする。
これで戦闘系だったら夜間戦闘以外はかなりこなせるじゃないんじゃろか。敵には回したくないのぅ。
次は(乙女ゲー)の攻略対象の一人が登場予定です。犬っ子の元ネタは自作小説の『ミリー』ですがこっちはさらに元気っ娘。




