寝子は微睡む(魔力酔いで)
ミィナ視点です
あたし、ミィナ。ねこ耳の女の子だよー。あたしの両親は田舎の村で教師やってる。
教師と言っても簡単な算数とか生産の補助とかのだけどねー。
そんな両親から生まれたあたしは母さんの血を濃く引き継いだのか
小さい頃から『魔力操作』が得意だったんだ。
生産活動にも『魔力操作』は有用なんだよー。『調合』とかでは特に。
適性と根性さえあれば『魔術師』とかも目指せるらしいんだけど。
なんか性に合わないっていうか。火ぼぅぼぅ出すのとかこわひしそれだけは辞めとく。
村の『職業鑑定の儀』というので何種類か出た適職で召喚師の才があるって出たから
それを目指す事にしたんだ。パートナーとなる『魔物』と仲良くなれればいいかなー?と思って。
別に高位の召喚師目指す心算は無いけど村に貢献出来る様な召喚師になれればいいな。
この『聖・龍凰学園』に来られたのは両親の人徳のお陰と村でのお使いクエスト消化のお陰だね。
入学金はちょっっと高かったけど一般募集枠だかというのに滑り込めたし少し割り引いてくれた。
流石に滞在費とかは校内クエストで自分で稼がなきゃいけないけど友人も増えたし楽しく過ごせてる。
3年生になった時にいよいよ猫生?初のパートナーとなる『魔物』を召喚する事になったんだけどさ、
当日に入学した時に知り合って友達になった同級生、名前は『リーナ』ってけも耳な鳥な子に
「召喚魔法陣が何か変だから気をつけてー。一応先生方にも言っとくけど。」て言われた。
実際動いてた召喚魔法陣は何か不穏な空気を纏ってるし先生方も調整してたみたいだけど
先生からOKが出たから「いよいよあたしの出番!」って張り切って前に出た。
ちらと後ろ観たらリーナがちょっと馬鹿にした様な顔してたけど、
「大丈夫!先生がOK出したんだしっ!!平気平気っ!」て感じで気合を入れて召喚呪文を唱えたよ?
でも『可愛い子が『召喚』されればいいな。手乗り竜とか格が高そうなのでなくていいから。』
『あ。でもスライムとかは勘弁してほしいな。』とか思ってたせいなのかバチが当たっちゃったみたい。
召喚魔法陣が暴走しちゃったんだよね。あたしの目の前で。
煌く閃光に先生方も友達達も皆動けなくて、あたしは暴走する術式を抑えるのが精いっぱいで。
このままじゃ召喚魔法陣が爆発するっ!!って思わず目を閉じちゃってた。
ふと目を開けたら召喚魔法陣が召喚を終えたらしくて光が収まって行っていった所までは覚えてる・・・
さっき聞いたらちゃんとあたしの召喚獣はその魔法陣の中心でちょこんと座ってたらしい。
あたし自身は直前に『魔力酔い』起こしてその場でぶっ倒れちゃってて保険室に運ばれたんだけど、
あの後も召喚式が続行された結果かリーナが召喚した子の事で大騒ぎになっちゃったらしくて
あたしの召喚獣がどういう子だったのかもまだ教えて貰えてないんだよね。
どんな子があたしの召喚獣になったんだろうね・・・早く観たいな。
そういえばあたしの寝てるベッドの横の棚の上には
小さい何かすっとぼけた顔の狐の『玩具』が置いてあるみたいなんだけど。
誰かの忘れ物なのかな・・・?まだ眠くて良く分からないや・・・
ミィナはリーナの笑みの理由は自分の行動のせいだと勘違いしてますのでその事は特に気にしてないようです。さて。狐の『玩具』たる主人公は?




