表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生まれ変わってケモノな玩具!?  作者: きつね耳モフモフ
3/280

異世界で『玩具』が鳴いた。

『転生』した先は・・・?

 あーあー。本日は晴天ナリ。ホンジツハセイテンナリ。

『俺』・・・いや『私』の頭の上を鷹だかが弧を描きながら空を舞っている。

現実逃避はそろそろこれ位にして自分の『ステータス』を観るとするか。

「ステータス、オープン。」と諦めきった『女性』の声に応じて

『ステータス』画面が目の前の空間に展開される。


    名前:未設定

    性別:♀

    種族:異界の『玩具』。タイプ:ケモノ/キツネ

    年齢:1歳

   レベル:01

経験値:01/10    

    HP:10/10

     MP:08/08

    INT:02

    DEX:03

    VIT:02

    AGE:02

   スキル:共通語Lv.0 自己再生Lv.0 自己進化Lv.0 鑑定Lv.0 

 スキル控え:ナシ 


 あえて言おう。『玩具』ってなんだよ。しかも『♀』って何故?精神的に『♀』だからか!?

『俺』は内面は兎も角外見はれっきとした『雄』だった筈なんだがーー!?

『俺』だった『私』のどうしようもない憤懣は「声」となって辺りに響き渡るのだった。


 「コニャーーーーーーーーン!!!!(怒」


 小さなケモノの『玩具』の鳴き声は誰に聞かれる事無く深く茂る森の奥から響いて来た。

 「せめて店頭か工房とかに“転送”しろーーっ。これからどうすれば良い“のじゃ”ーーー!?」

 こうなれば元『彼』ももはやヤケクソである。

「ったく、あの『神の使い』とやらめ。異世界に生まれ変わらせてやるからというから期待すれば・・・」

とキツネの『玩具』がグリンと首を巡らせその『身体』を観やる。

 「よりによって木のキツネの『玩具』じゃと?しかもコレ、私が拾った奴ではないかっ」

 そうそれは『彼』がごみ箱から回収した木で出来たキツネの『玩具』だった。

 「簡易とは云え可動置物系だったのが幸いしたわい。固定フィギュアだったら詰んでたの。」

と己の可動箇所を確認する。

 女の子向けと思われるちょっとすっ呆けた顔の小さい木のキツネの可動フィギュア。

 それが森の中でぎこちなく動き回っているのはある意味異様な光景だった。

 「オマケに加護の類いも付いておらん。チートスペックではなさそうなのは気にならんが。」

と『転生』する前に『神の使い』の言っていた事を思い出す。

可動置物系といってもぬいぐるみより小さい多分魔法少女アニメか何かのマスコットみたいなモノという事で。 4/15:Lvを書き忘れてたので書き加えました。4/16:肝心な経験値の欄を書き入れるの忘れてました。すいません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ