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生まれ変わってケモノな玩具!?  作者: きつね耳モフモフ
278/280

鵺(ぬえ)を倒した後は

とりあえず寝る事にしたみたいです。

 キィーロとケインがいい仕事をしたとばかりに握手を交わし合い、

ルゥスが腕組みしながら彼らがミラの力を借りた事に関して

何時もしてる様に苦言を呈してるというある意味微笑ましい光景が

視界の隅で繰り広げられてるらしいが、今私はそれでころではなくてじゃな。

 「ギュゥゥゥゥッ。」ってまたこのシチュですかー!?

猫は動く玩具大好きっ。て次元が、いや世界が違うーっ!

いやな。途中でハグレになったり戦闘に出遅れたが悪かったのは

この際潔く認めるし、『狐耳』姿と入れ替わりな状態で戦ってみたり

とか自爆攻撃に近い事やったのは悪かったとは思うんじゃけれども、

全力でのハグは辞めて、ハグはっ。幾ら私が木の塊とは言っても

限度ってモンがあると思うんですが、ミィナさん!?

 『(ぬえ)』を倒した場所から光の粒が立ち上がり、残骸らしき

黒い結晶の様な物が地面へと溶けて帰っていき、上空に展開している

ヒビが入ってる状態の魔法陣に光の粒が当たって学園全体へと降り注いでいく。

どうやら初回攻略が終了したみたいじゃな。ギリギリ。

「うぎゅぅー。ようやく終わったの?」とまだガンガンと耳の奥で

(ぬえ)』の『咆哮』の余波が鳴り響いているらしいアンヌが妙な

呻き声上げながら意識を取り戻し、そのちょっと上空で心配そうにホバリングしてた

ヒューイがレベルアップの光に包まれた結果、ミニ版『ウィンドカッター』

を習得して使える様になったらしく、溶け落ちていく残骸を細かく砕いて

は溜飲を下げて見せてたり、困り顔のミラの口から抜き取った涎まみれの

『ソラの魔石』を鑑定するに当たってポッケからハンカチでそれを拭くついでに

涎成分をちゃっかり回収して仕舞い直す位には余裕も回復してたのはいいとしてじゃな。

「へ?『ソラの魔石』?そっかーこれソラちゃんのかー。」とか言って

ケタケタと笑ってみせてた後で困惑してたみたいだけど、それ間違い無く

私の魔石ですからっ!?あ。深く考えるの放棄して、また気絶しちゃったよ。

しっかりと魔石握り締めたままなんで回収も後回しじゃな。ありゃ。ギリギリギリ。

 何か私も薄ぼんやりと光ってるみたいじゃからレベルアップとかしたみたいだけど

コンデンサーな魔石を収納してないせいなのか中途半端なお知らせ状態じゃ。

 うん?とそれに気が付いたらしいミィナが「良かったねー。ソラ。」とか言って

掲げて見せて全身ガクガクの刑に処せられたのは言うまでも無い事なんじゃろが

(もぅ精神的に限界かも。ガク。)と私もアンヌよろしく精神だけログアウト。

 後は野となれ山となれでじゃ。ミィナの仮宿部屋で意識取り戻した際には

すかさず絞め付きそうになったミィナをリーナが制しながらもアンヌから返却された

『ソラの魔石』を前両脚で受け取って胸部に押し当てる感じで『吸収』して

みせるというこっ恥ずかしい羞恥プレイを見せる羽目にはなったものの、

皆の盛大に安心された顔を見れて良かったのじゃ。あ、男子組は当然というか

除け者扱いじゃったけれども、それは仕方が無い事なので後で顔見せと言う事でスルー。

 心配がったミィナの薦めもあってか周回討伐な大掃除の続きには参加せずに

休ませて貰える事になったのは良かったので、今は寝るだけじゃな。

アンヌとかリベンジしたいみたいで周回討伐に参加したがってたみたいじゃが

無理せんよーになー。と彼女らの背中を見送る事にした。

 後で『ステータス』も確認しとかなきゃ・・・・(パタン。Zzz。

哀れな『(ぬえ)はこの後も復活させられてはフルボッコにされまくる運命を迎える事になってたみたいですがソラはその間お休み貰って寝てただけ(笑。尚、予告というのもなんですが、後2話位で本編を終了させる事にしました。本編以後の更新等については未定です。

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