狐軍来たれり(VS????)その③
次なる『音撃』の準備が整っていく様なんです。
中庭ボスは踏み付けていた矢を折り終えた事に満足したのか
その場所から振り返ると、ピョンピョンと蛙の様に跳ねながら戻って来ると
猫科がやる様な前屈的な威嚇ポーズを採り、『シャーッ!!』って感じの声を出す。
なんか妙に甲高い声じゃがありゃ猫科ベースじゃない事は確かじゃな。
(さぁて。一か八かと言った所じゃが多分狙い通りの結果になる筈じゃて。)
「アンヌよ。そしてルゥス君、じゃったかな?2人共少々手伝ってくれぬかの?
ちとあのヘンテコリンな奴に試してみたい『大技』があるんじゃが。」
と横の方に居るアンヌと前衛に居るルゥスに声を掛けて『お願い』をしてみる。
「何か、あの防壁を打ち破れる打開策があるのか!?」とルゥスが即座に
反応するが、『破魔矢』という実績をその目で見たからじゃな?
スタミナ的にも万全では無いじゃろうし試せるモノは試しておきたいといった所か。
「私は構わないけど、あれに効きそうな『技』なんてあるの?」と
アンヌも半信半疑と言った所らしいが、それも致し方ないか。
「正直私も(自分の知識が)何処まで通用するかは分からんがの。やらんよかマシじゃろ。」
と必殺技ではない事だけは予め告げておく。
「お主、確か『ワーウルフ』になっておったけな。『変化』は今可能かのっ?」
と前衛のルゥスを飛び越えて飛び掛ってくる中庭ボスの攻撃を避けつつ
確認する。いよいよこれからが正念場と言う訳じゃな。
地面に置いといたモップが私の身代わりで砕け散っていくが気にしないでおく。
「問題ないっ。満月時程楽では無いがいつでも出来るぞ。」とボスの後ろを取った
ルゥスが殴り掛かって行きながら答えてくれるが、障壁に直撃は阻まれてしまってる。
「了解したのじゃ!それなら今から反撃開始じゃ。2人共、今から私が囮になるからその間に、
お主達の『遠吠え』をこいつに向かって放って欲しいのじゃっ!!私に構わず全力で頼むっ!!」
とミィナ達の所から離脱をしつつ再度『お願い』をする。
「と、『遠吠え』!?わ、私もやるの!?こっ恥ずかしいんだけどそれやらなきゃ駄目!?」
とアンヌが恥ずかしがってるみたいじゃがお主が『犬耳』じゃからこそ頼んでるんじゃっ!!
私は矢を番えてない弓を握りなおすと中庭ボスの気をこちらに引くべく
次なる行動を取る事にする。先程こ奴は矢の発する『音』に反応した。それならば・・・
音波な攻撃と言えばやっぱり『遠吠え』は外せないですよねー。『ワーウルフ』と『犬耳』が同じPT内に居るというある意味贅沢なシチュエーションを利用しない手は無いという事でやらせてみる事に。次回も戦闘シーンです。




