いよいよ大詰め?
平穏に終われる訳でも無い様です!?
その日は1泊して学園への帰路に付く事に。迷子になったりして宿に
辿り着くのが遅くなったりした生徒達も中にはいたみたいじゃが、
特に大きな事件や事故も無く帰ってこれてた様じゃな。
夕方近くともなれば舞妓さんみたいに着飾った夜の世界の
住人達が闊歩する様になるそうじゃから、男女問わず生徒じゃ
刺激が強すぎる。とかで先生方もヤキモキしていた模様。
ミィナ達が部屋でヘタってる隙に『変化』使って宿の売店で
私も土産物を物色する事に。狐の玩具とかも売ってたので
つい1体買ってしまったのじゃ!・・・いいじゃろ!?別に?
「昨日は良く眠れましたか?本日の予定は学園に向けて移動する
事のみですので移動箱への御搭乗の後は御緩りとお過ごし下さいませね。」
と妙にお肌がツヤツヤした、にこやかなガイドの魔属なおねぇさんが
翌日に飛竜達が運搬を受け持つ緑の空輸箱への移動の際に挨拶しておったけど、
誰か寝込みを襲われたりでもしたのかしらん。
(ま、誰も命に別状は無いっぽかったからいいんじゃろうけどなぁ。)
今回で旧都を全部回れた訳ではないからまたここに来るヒトも居るかも知れん。
この世界の日本に行って違いを発見するも良しだしいろんな楽しみ方もあろうよ。
帰り際の窓から下を眺めてる時に伏見さん辺りの山頂付近で狐耳な巫女さんが
こっちを見ていた気がするけど多分気のせいじゃ!
「え?学園に戻ったら話があるんですか?」とミィナ達と談笑していたリーナが
別なクラスの女生徒の一人に話しかけられている。
「そうよ!ミレーヌ様のお気に入りだからって何時までもいい気になってんじゃないわよ!」
とか言ってるけど、こっちはいよいよ大詰めになって来たみたいじゃな。
(これは『断罪シーン』の前振りかの?言ってる方も半分以上分かってないじゃろうが。)
こういう言い付けに来る様な生徒は言いくるめられたりしてるか単なる尻尾の先でしかない。
「それじゃ分かったわね!明日、中庭に絶対来るのよ!!」
とか言ってさっさと隅の方へと引っ込んでいったが単なる伝令役ならそれも仕方無かろう。
埴輪か鳩が豆鉄砲喰らった顔のミィナに対して何かリーナに対して言おうとした
アンヌじゃったがミラがその時スルリと巻き付いて来たので言う事も言えずじまいとなる。
(さて、どうする?下手に騒いでも揚げ足取らされるだけじゃし何か『手』はあるのかの?)
大分元の腕に戻って来てはいるが『翼変化』が完全に解けきってないのは私には分かる。
清水さん似の舞台に近寄ってこなかったのも単に崖っぽい所が苦手なだけでは無く、
鳥人間コンテストの失敗枠みたいにされる事をも恐れての事じゃったのだろう。
(まさか仕掛ける方もミレーヌ様やその取り巻き連中を突き落とす訳にもいかんじゃろうしな。)
落ちたのが私だけで良かったわぃ。例え向こうが私だと分かってた上で蹴落としたとしても、な。
但しあれは本当に事故だったかも知れないのでリーナも切り札の一つとしては使えない。
んな訳無い。とか言われてしまうのがオチだし、そもそも私はミィナの召還獣じゃ。
(ミラの毛毟られたとか言うなら反撃しようもあるんじゃろうが
向こうもミラのブレスには焼かれたくないじゃろうし、まず無いな。)
ミラは『預かり物』だし下手すりゃミラの親を呼んでしまいかねないので手出しはすまい。
リーナ自身は付け入る隙は極力与えない様にしとる様じゃったがどう攻めてくるかの?
(余り深入りする心算は無いが『狐ヒト』の私の出番かの?)
場所が中庭言う事は『狐ヒト』の私の『出演シーン』があったとしてもおかしくはないからの。
リーナが避けるに避けられない『断罪シーン』も間近な様で。ソラもちゃっかりお土産買ってますが宿屋の売店て結構いろいろ売ってたりするモンなんですよね。




