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生まれ変わってケモノな玩具!?  作者: きつね耳モフモフ
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聖獣の地

猫ヒトだらけだったみたいです。

 巡回荷車は順路を川を南側から越え、目的の寺院近くに着いた。

そして降り立った先にあった建物はと言うとじゃな。

立派な庭園と泉が印象的なかなり大きめな『猫カフェ』でした。

 えっ!?寺院の間違いじゃないのかって!?

あれは寺院等では無い。モフモフ『猫耳』天国じゃーー!?

右を向いても左を向いても猫耳、猫耳、猫耳、虎耳、そして竜人。

(狐さんだらけじゃったり鳥ヒトさんだらけだったり忙しいなホント!?)

 ミィナもその多さには驚いておったが、リーナ達には彼女の母親である

タビーさんから事前にあえてあそこの情報を教えずに連れて行ってくれ言う

手紙が届いてたらしい。

 種明かしされて最初『ぎゃふん。』的な顔してたミィナを皆して

宥めすかしておったが何故ミィナが『ぎゃふん。』されられなきゃいけないんだか。

 ガイド用紙?あれは万人向けなんで『猫カフェ』となんぞ書いてある訳無いわな。

(にしても『四神』の内の一匹でもある『白虎』に相当する『聖獣』の住居跡とはの。)

 東の『青龍』に西の『白虎』。北に『玄武』と南に『朱雀』。

私の元居た世界では『四神』とも呼ばれる『聖獣』達に守られた都市造りが

行われてたりするそうじゃが、この世界でも似た事をやってたらしいの。

(まぁ元いた世界の日本のも輸入バージョンだったし、この世界ではここが本家かも知れんが。)

と手入れの行き届いた庭園を見る。大きめな泉があったりと住環境も『聖獣』がここに

住んでた当時を出来るだけ再現しているらしいしの。

(今は別な所に住んでるのかの?まぁ『聖獣』ならば滅多に姿を現す事はあるまぃ。)

ひょっとしたら伏見さん的な墓の主の『召還獣』の内の1匹かも知れんがまぁ推測じゃしな。

 寺院の天井を瑞雲を纏って舞う『金龍』絵図は八睨みの龍。

上を見上げるミラが興味深かそうにそれと睨めっこしておったが、事前にリーナの

首に巻き付いて襟巻きに擬態しておったからか、特に絡まれる事も無し。

寺院の神官にはバレておったかも知れんが猫ヒト達の対応でそれ所では無いじゃろ。

(『聖獣』が居を構えただけあって猫属には居心地がいいんじゃろうなぁ。)

順路の縁側で丸まって寝てる位ならばまだ可愛いもんじゃが爪とぎとかされそうである。

 また、火気厳禁なのはどこの神域でも似た様なモンなんじゃろうが、

気分が高まったあげく魔力操作を誤って発火現象とか起こす猫属も多いらしく、

寺院は何度か火事に見舞われてるそうで天井の龍絵も治水だけでなくて

火防の付与効果も持たされてるとの事。地味に凝っとるな。

「あっちに見える『山亀』ってのも文字通り亀の『聖獣』が寝ている姿らしいわよ?」

まだ『ぶー』たれとるミィナの機嫌を治そうと周囲の説明をしてるアンヌじゃったが

(そっかーこっちの世界じゃ小山並みのデカさの亀も居るんじゃなー。)ってマジで!?

いくらなんでもそればっかは『召還獣』では無いんじゃろうけど、『白虎』の

適正サイズも知らないので単にそいつが大きいだけなのか判断がつかんわ。

 ひょっとして巨人サイズの『召還術師』が居たとかまでは言わんよな?

猫属が集まる理由は『瑞鳥院』と似た様な物と言う事で。ミィナも事前に行き先の情報は集めていたかも知れませんが旨く隠されていたみたいですね。

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