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生まれ変わってケモノな玩具!?  作者: きつね耳モフモフ
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豊穣神神殿行

行き先が決まった様です。

 あの後ミィナにこっちこーい。と手招きされて、両手で鷲掴みにされて

「ねぇ、さっき鳴いた?鳴いたよね!?」と全身ガクガクの刑に処せられてしまったので、

「コン(回復呪文(ヒール)。」と鳴いて回復を図って誤魔化しておく事に。

ミィナがそれを見て確認を取る様に「やっぱり鳴いたね。」と他のヒトに意見を聞いてる。

アンヌがふーん?という顔を顔をして「回復呪文発動に必要なんじゃない?」

と推測をしてたけど、他の召還獣はどうやって呪文発動しとるんじゃろ?

無言だったり呪文発動の時だけ声を発したりといろいろ居るとは思うんじゃが・・・。

「あー、まー、狐型だもんね。『コン』位は鳴くよねぇ?」とリーナが

自信なさげに同意しとるみたいじゃが『乙女ゲーム』じゃ私、

『無音』だったりしてないよね!?早まったかなorz

「うーん。そういう物なのかな?呪文毎に鳴き声変わったりして?」

と私を見下ろすミィナ。妙な期待されとる気がしないでもないが『玩具』としては

それはそれでアリかも知れんな。某対話型毛玉ロボみたいにまでなる心算は無いぞ!?

(あんまし鳴き声のバリえ増やすとこっちも誤魔化しきれんし却下じゃな。)

 とりあえず市内循環荷車に乗る為に待合所の方へと向かう事になったんじゃが、

私はいつになったら地面に下ろして貰えるのかの?

「お嬢ちゃん、その狐の『玩具』を豊穣神神殿に奉納に来たのかぃ?」

と待合所で市内に住んでるらしいヨボヨボなお婆ちゃんなヒトが

私を抱えた状態のままのミィナに声を掛けて来た。

「あ、いえ、そうじゃないんですよ。この子は私の召還獣で、

こちらの皆と一緒に修学旅行で来ているんです。」とミィナが答える。

「そぅかぃそぅかぃ。召還獣かね。それなら折角だから、

一度市内の豊穣神神殿にお参りさせてあげたらいいんじゃないかぃ?」

とニコニコ顔でお婆ちゃんなヒトがミィナ達に告げる。

「あ、そこなんだけどさ、学園で修学旅行の事前情報収集した時から気にはなってたのよねぇ」

とアンヌがガイド用紙の右下辺りを皆に指し示す。

 午前中に立ち寄った清水さんな寺院よか南方にある様じゃが、ひょっとして

伏見稲荷か何かの異界バージョンか!?て事はあの参道の鳥居の出発点てな事になるのかの?

「豊穣神様を祭ってるだけに食べ歩きにも向いてそうだし、お昼はそこら辺りでどうかな?」

とアンヌが提案を出す。そいやキィーロが団子がどうのこうの言ってたけどそこか?

「そうだな。俺が行きたかった所はもっと東の方だけどこっちは後で構わないよ。」

とキィーロがガイド用紙の西上にある寺院を指す。ひょっとして竜な寺もあるのか?

お団子ならオヤツ代わりにしてもいいじゃろうし伏見稲荷みたいな所なら

『お稲荷さん』だって売ってそうなのじゃ!!

 なんか後一つ重要な事を忘れている気がしないでもないけど反対方向の循環荷車に

乗るらしいお婆さんに礼を言って東南周りの荷車に乗っていざ出発じゃ!!

どんなお店があるか楽しみじゃの♪

清水さんを出した以上何らかの形で出さないといけませんもんね。どうやら行き先でまた一悶着あるみたいですが!?

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