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生まれ変わってケモノな玩具!?  作者: きつね耳モフモフ
234/280

街中戦闘(VS盗賊団 その③)

ケインが雷撃を喰らわす様です。

 得物を持ってないと観るや盗賊団の一人が持っているナイフで

ケインに切り掛かって行くが、ケインは慌てず騒がずその場で

小手先でパシパシと攻撃を捌いている。

 均衡が崩れた事でアンヌやミィナ達にも後方から囲んだ連中の

ナイフの刃による攻撃が開始されたが荷車を背にしている分

背中側の防御には余裕があるし、ヒューイの突っ突き攻撃やら

私の向こう脛狙いの頭突きや尻尾による横殴り攻撃で足元を狙われ

碌に攻撃態勢を取る事が出来ないでいる。

 ようやく一人が倒れ込みながらも荷車に辿り着く事には成功したものの

荷車の荷の上で見張ってたミラとご対面した次の瞬間には

コツンとミラに小さく頭突きをされてしまう。

「?」とそいつが思ったかどうかまでは知らないが「パシっ。」と

いう小さい電撃がミラの後頭部から発しられたのと同時に「ビリビリビリッ!!!!」

と黄色い電撃のエフェクトを派手に撒き散らしながら感電した状態となり

電撃を中断された後はヘロヘロとよろけながら後退すると包囲網のすぐ外側で

パチパチと小さく放電しながら「ドゥ!」と倒れ込み気絶してしまったのじゃった。

 残った後方の連中がギョッっとなって電撃の発生源たるミラを見る。

射程そのものは短い様じゃがパシパシと黄色い放電を放てる様になったミラが

手ぇ出したら感電するぞ?的に彼らを悪戯っぽく見返しているが

流石に突っ込んでいく勇気は無くなったらしく及び腰になってしまった挙句に

じりじりと後退しようにもケインが奮闘しているので囲みを解く訳にも行かない。

「ドゲシッ!!」回し蹴りで間合いを詰めようとしていた盗賊団の一人を

後退させたケインがまだ帯電している気絶してる奴を振り返りながら確認すると

リーナに顔を向けお願いを出した。

「済まないが、その龍の雛に電撃を俺に貸してくれる様にお願いしてくれ!」

へ?という顔になったリーナだったがミラに目線を送ると、その目線の流れを

見ていたミラが諒解したとばかりにパシパシと放電の勢いを増す。

(いや、貸すかと言ったって射程足りてないんじゃがっ!?)

思わず突っ込みそうになったがケインはナイフによる突貫を捌くのを利用して

あえてリーナの横にまで後退すると帯電した後頭部を擡げたミラに右手を翳し

まるで掴み取るかのごとく発生している電撃を手で掴むと同時に反転し

「くらえっ!!雷撃弾(サンダーバレット)!!」と

好機とみて突っ込んで来ていた連中に向かってその電撃を3発程乱射した。

「「「ぐわぁぁぁっ!?」」」防御する暇も無く思わず悲鳴を上げて

その場でひっくり返る連中を見て前方の残りも思わず飛び出して来てしまうが

ミラの放電から電撃分を補給しつつケインが無詠唱のまま雷撃を次々に当てていく。

 一度転がしてしまえば後は狙い撃ちにするだけじゃろうしある意味えげつない

やり方と言えるが盗賊団な連中にはちょっと同情してやらんでも無いかな?

 あっという間に前方の連中をほぼ無力化に成功したケインが後方組を

ギロリと見るともはやコレまでと悟ったのか浮き足立った連中が逃走に入る。

「くそっ!退けっ!!退くんだっ!!!!」

だが私は逃げ出した連中の前方の方の曲がり角の近くでこちらの方へと動く

黄色い点が『MAP』に写っているのに気が付いたのじゃった。

 いかん。下手をすると人質に捕られてしまうのじゃ!?

相手の能力を借りるという得意技を持つケインだからこそ出来る対処法でしたが逃げた連中が出会う相手とは?今回の戦闘シーンはここまでです。

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