ふわもこ増量
ミラの毛触りが良くなった様です。
地下観察路を歩いて下水道部分を踏破した先の階段を登ると
学園近くの比較的開けた森の中に通じていたのじゃ。
装飾も無く風景に溶け込む感じの出入り口は地表にある墓地
に隣接していたからクエストを受けた者でも無い限りは
まず訪れない場所であろうから中々旨い配置には成っている様じゃな。
順位としては可も無く不可も無くと言った所で先に辿り着いてた
例の3人の内の一人にはドヤ顔をされたもののリーナも対応は心得て
当たってたので機嫌良くしてたみたいなので実害は無し。
後は『牛耳』グール対応の際に墳墓の副葬品に被害が出てる事を
先生に報告して補填用にグールの『魔石』を提出したりとか?
その際にリーナの両翼の状態を先生に心配をされ彼女の保健室行きが
決定されてたりしとったけどやっぱ『翼変化』って本人への負荷が大きいのかも。
ミレーヌ様も悪気があってあの踊りに誘った訳じゃ無いんじゃろうが
種族特性を酷使しとる状況である事には違いないじゃろうし悩ましい所ではあるな。
因みに『翼変化』で生じた羽根は抜け落ちても羽根なままみたい。
今までに抜け落ちた羽根を嫌がらせの証拠品に悪用されてそうな
気もしないでは無いんじゃが、本人は至って平然としてる所を観ると
何か有効な対処法があるのかの?不安じゃ。
ミラは地上に出るまでに威圧を制御する事を覚えたのか他の生徒達には
表立った影響は出ていない。それでも雰囲気が微妙に異なるのか
あれ?という顔をする奴もおるにはおる様じゃったが直ぐに慣れたのか
気にはされなくなってたな。
(しかしミラよ。お主モフモフ度前より上がってないか?)もふもふ。
冬毛仕様になるには若干遅い様な気もしないでもないがモフモフな毛触りが
以前より心地良くなってる気がするんじゃよなぁ。もふもふもふ。
龍の雛だけにその内瑞雲とか纏って空中散歩しそうなんだけど
リーナの前じゃまだまだ甘えん坊じゃし丸まってる様子とか見てると雛なまま。
しかしああ見えてもその内威嚇で雷撃とか飛ばす様になるんじゃろか?
(逆鱗があるかどうかは知らんがうっかり捏ね繰り回して感電する生徒が出なきゃいいんだけど。)
とリーナに抱き抱えられ保健室へと同行するミラを見上げつつもモフモフな毛触りを反芻する。
お約束的にリーナの抜け羽根を悪用しようと企む輩はそれに対するしっぺ返しを喰らう事になりますが、それは兎も角ミラのモフモフ度と毛の質が上がったみたいですね。ふわもこ龍だけに逆鱗は無いのですが構い過ぎると噛み付かれたりはします(まずは甘噛みから。




