年末に向けて
大掃除と年始の準備をする様です。
雪囲い等の外回りの冬の備えがほぼ済んでしまえば
柵やら縄等を組み立ててた作業小屋等の大掃除を行う事に。
別荘なんかもついでで大掃除とか年末へ向けての支度の
支援クエストが発生したりするのである意味大忙しじゃな。
ミィナ達はそういったクエの奪い合いには余り参加せんので
殆どやる事は無くなって来た。
なんでそういうクエが奪い合いになるかというと顔を売る為である。
その分腕も要求されたりするんで大概は大手っぽい団体が
掻っ攫っていくんじゃがな。クランとかいう奴だっけ?
そういうミニギルドみたいな職業集団が掃除とかの腕を競ってるらしい。
まぁ回復師だけが『浄化』独占担当してるってのも
無理あるしな。貴族相手でなくても掃除やらは需要は尽きないだろうから
どんどん腕を磨いてくれ。もしかして競技会みたいなモノもあるのかの?
ヒューイはエアダスターもどきとして重宝されとったが
風力強めすぎると埃以外もふっ飛ばしかねないので室内清掃には
もちっとレベル上げて風操るのに慣れてからでないと向かないかも知れん。
ミラは火種というか種火代わり?証拠隠滅には役立つんじゃろうが
やはり室外向け。ふっ。と小さい火を吹く程度なら可愛いもんなんじゃろうが
火炎放射とかじゃどっちかというと番竜に向いてるかも。
私か?ヒトが観てなきゃ『浮遊』も使えて思考型床掃除機なんぞは敵でも無かろうが
雑巾絞るのに『軟化』とか『硬化』とかいちいち使うのもアレなんでな。
「はい、ご苦労様。ちょっと待っててね。洗って絞るから。」
といった具合にミィナに雑巾を絞って貰っては床磨きにせいを出す程度じゃ。
ちなみに温泉の熱を利用した温水設備もあるので冷たーい井戸水なんぞを
余り使う必要が無いのはこういう時は有難いよな。
ここは夏場は夏場で避暑地として保養地は活用されてるというから
海の町の祭りに飽きたらこっちに来たりしとる貴族なんかもおるのかも知れんな。
氷室があるんじゃし海産物の保存用以外にもカキ氷用の氷とかも作ってたりして。
「えーと?もち米を炊いて木や石の臼で木の杵?で搗いたのを固める事で『お餅』になるのね?」
とあっちの方ではアンヌやリーナが『お餅』の作り方をクエストの先輩方に教わっとる。
そっか。『お稲荷さん』宜しく『お餅』もあるのかー。
食べ過ぎてぶっ倒れる異世界人が多くなきゃいいけど。喉詰まらせたら大変じゃし
そーゆー場合は回復師呼んだりするのかしら。謎じゃ。
そろそろ年末ですね。大掃除は皆様方終了しましたでしょうか?『お餅』作りの開始の描写は早いのか遅いのか微妙な所ですが余裕持たせておいた方が楽だろうという事で入れておきました。




