温泉でまったりと
温泉とは言ってもヒト用では無かった様です。
はー、極楽極楽。異世界とは言え温泉は良いのぅ・・・。
岩を手彫りしたとか積み上げたとか言うののでは無くて
川自体が天然の石灰石で棚田みたいに区切られた感じの
露天風呂じゃったんでか結構人出も多いのな。
ちょっと離れた森の中には寒がりな貴族達が
保養地として別荘を構えてるらしくて赤い屋根瓦載せてるのから
緑の切妻屋根っぽいのとか色んな形の家屋が平然と並んでたりする。
何か元の世界のTVアニメか玩具のチラシで見掛けた形のが
あるっぽいけど特に気にしない方向で。
ケインはもしかしたら俺様王子が別荘に来てるかもて言って
別荘地の方へと時々休みながらもすっ飛んで行った。
ルゥスの事を報告しなくちゃいけんだろし余りゆっくりは
してられんのじゃろうがマメっちゃマメじゃな。
単なる『ヒト』から『銀狼』の『ワーウルフ』へとなった事で
ルゥスの立ち位置というか戦力としての価値はそれこそ鰻上りなのかの?
そりゃ王子で無くても雇いたいって声が掛かるかも知れんのじゃから
ご注進しなきゃ不味い案件だってのは分からんでも無いがの。
そのルゥスはと言うとヒト耳がほんのちょっと尖がってしまったり
八重歯ならぬ犬歯が生えてしまってたりと言った身体的特徴が追加された様じゃな。
尻尾は普通は出て無いが『変化』すると生えてくるんで服から出し入れ大変そうじゃ。
ぱっと見には『ヒト』のままでもまだ通用するんじゃろうが、
油断すると丸い物見せたり、ここに来る時みたいに興奮の度合いによっては
『ワーウルフ』としての形態に移行してしまいそうになるという後遺症が出てしまっておる。
「今はまだ『魔石』が俺の身体に馴染みきっていないからな。訓練すれば何とかなる。」
とか言ってたけど、大丈夫なのかね?
「キューイ。」バシャバシャバシャ。ヒューイが水浴びならぬ湯浴びで羽根を
振るわせて下流の方で身体を洗ってる。かと思えばミラがまったりと隣で泳いでたりと
男女兼用?なのはまだ分かるが何故か周りは他のヒトが連れてるだろう『召還獣』だらけ。
ミィナ達はヒト用の露天風呂の女性用の方に入ってるんだけど『召還獣』は
扱いは別なのな。後で隙を見付けてそっち入りに行こうかの?
別にこの世界の女性の素っ裸を合法的に観たい訳では無いぞ!?
『狐ヒト』として風呂を堪能したいだけなのじゃーーーーーっ!!!!
保養地と言う事もあってかミィナ達以外の『召還術師』達も温泉に浸かりに来てたみたいですね。別荘が何処かで観た様な形だったりするのは現実の某所のイルミネーションがヒントになってたりしてます。




