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生まれ変わってケモノな玩具!?  作者: きつね耳モフモフ
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森からの出撃

 何時までも森に居続ける訳にも行かない様で。

 それにしても・・・結構色んな生き物がおるなこの森。

先程すれ違ったのなんぞ『狼』じゃったぞ?樹上待機してたから何もされずに済んだがの。

  :狼 HP??/?? (???)

 中型~大型に成長する。体躯の割に臆病で昼間は余り見かけない。縄張りの中を巡回し良く群れを呼ぶ。

 ひぃ。HPとか鑑定出来なかったって事は向こうのLvの方が高いって事デスヨネー。怖い怖い。

どうやらこの辺りは狼の縄張りじゃった様じゃしそそくさとその場から退散する。

 他に森の上空には鴉みたいのとか鳶みたいのもおるようじゃがあやつら意外と地に降りてこん・・・

まぁ狩場としては森の中は不適当じゃからもっと狩りやすい場所で狩るのは当たり前じゃがの。

 そうそう鳥と言えば、じーーっと動かない赤い点を『MAP』で見つけて寄って行って見れば

樹の見上げた所にあった洞の中にこの世界の『フクロウ』がおったりした事もあったの。


  :梟 HP27/27 (半眠)

 夜行性の鳥種。森鼠の天敵。魔森鼠を狩り続けた者は魔梟となる。


寝ぼけ眼でこちらを観やったそやつを寄りついでにモフってやったら満足したのか寝落ちしおった。

 まぁムカデとか鼠と違って狩る気にもなれんのでそやつはそのままにしておく。

・・・決してモフモフが正義だからでは無い。

 因みに『狼』とか『梟』とかいう名称じゃがあくまでも『共通語』による翻訳なので

この“世界”では実際にどう呼ばれてるのかは不明だったりする。

「ま、フクロウはフクロウじゃろうし。しかしアレも魔物化したりするのか・・・」

 そうこうして森の中を『MAP』を埋めつつさ迷っている内に森の際まで来てしまったのであった。

「む。この辺りの木々は人の手が入ってる様じゃの。木の間隔と種類が偏って来ておる様じゃ。」

と森の外の草原っぽい所を透かして覗いてみる。

「いっその事、森を出て集落とか探すかのぅ?」と欲望が頭を過ぎるがハタと気が付いた。

自分はあくまでも玩具である。勝手に動き回る玩具なんぞ『魔物』と思われて討伐されてしまうのでは?

「というか、それ以前に薄汚れてしまっておるしのぅ。ばっちぃと思われたら最後焼却されてしまうわ。」

せめて『浄化』とか自前でやれてからでないと迂闊に人前に出れなさそうではある。

「しかし、森の中で動物相手に戦いまくるだけでは経験値的にも余りお得では無いしのぅ・・。」

ここでうだうだ悩んでいても仕方ないだろう。幸い森の中の『MAP』も大分埋まって来ているし。

「ええぃままよ。後はなる様になるしかないのじゃ!『突進』----!!」

スキルを利用し思い切って森を駆け出してみる。

 狼とか今の状態で戦わせても返り討ちに合うのが落ちですよねー。連休で更新遅れ気味です。

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