表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生まれ変わってケモノな玩具!?  作者: きつね耳モフモフ
179/280

坑道内にて(VSブースト魔狼)①

坑道内に突入した様です。

 とりあえずクエスト凱旋所内での情報でルゥスとケインが

既に向かってる事を確認したミィナ達は彼らの後を追う事にした。

リーナは案の定というか情報聞いても渋っとった様じゃが

「しょうがないわね。放っておくわけにも行かないし。」と重い腰上げた様じゃな。

 ミィナ達の武器選択はガレオン船タイプの時を倣って今回は祝福されたメイスを選択している。

「うーん。流石に金属の塊が先に付いてるだけあって重いわね。」とリーナが

愚痴言っとるけど新体操なクラブじゃあるまいし重いに決まっとるわな。

 今回のメイスは素材に銀が混ぜられてるから普段用としては

若干柔らかいし棘付き棍棒よか凶悪度は減ってるけど対魔物用として使いやすい筈。

 「突っ込んでいくのはいいですが、ガス溜まりにはくれぐれも気を付けて下さい。」

とは凱旋所の受付のヒトの談じゃ。古い坑道じゃしミラのブレスが引火して全滅

なんて事態になったら洒落にならんしのぅ。ガス臭さには気を付けないと。

「見て。やっぱりこの坑道でいいみたいよ?」

とミィナが坑道入り口付近の地面に残された新しい足跡を指し示す。

(うむ。明らかに最近のじゃな。歩き方も何となくそれっぽいし。)

明らかに戦闘なれしているらしい足の運びは鉱夫なドワーフらとは違うし

迷いも無く吸い込まれる様に坑道の奥へと続いて行っている。

 カンテラもどきに火を入れて奥へと進む。

「キュィ。」ヒューイがアンヌの肩から私の背に乗り移り揺られている。

坑道内じゃ碌に飛べそうも無いし、ガス感知器代わりも可哀想な気もするが

風を操れるだけに換気役としては重要な役割を担っている。

戦闘になったら下がって貰うとするかの?

 普通ならば『魔狼』側が有利なんじゃろうがこっちは『MAP』がある。

例え身を潜めていようともバレバレじゃ。

「グルルル。」坑道内に反響する声をも利用して『魔狼』達が

身を物陰に隠しながらこちらに向かって来ている様じゃが余り意味は無い。

(そろそろ私から降りてくれんかの?)とヒューイを右前脚で

ちょんちょんと突くとヒューイがいそいそと後方へと歩いて下がっていく。

カンテラの光の枠の外からこちらを伺い飛び掛かるタイミングを計っていた

『魔狼』を先制攻撃でこちらに釣りだしてやる。

(ほれほれ。遠慮してないで、とっとと突っ掛かってこんか!)

ドガッ!!「ガルルルッ!!」(うをっと!?峠の時よりやっぱ強いなこやつら!?)

どうやって『夜光石』でパワーアップしているのかは知らないが、

明らかに強くなっている『魔狼』の飛び掛かりを慌てて避ける。

「グルルル。」「グルル。」「ガルルル。」

全部で3匹もの『魔狼』が前方に立ち塞がった。

鉱山でのガス感知と言えばカナリアでの感知方法があるそうですが、風魔鷹なヒューイなら急速換気も可能なのでその分安心ですね!? 次回も戦闘シーンです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ