把握してみた
小休止出来るみたいです!?
結局単独行での露店巡りは叶わなかったのじゃ。
その代わりというかいろいろ食べ比べに参加させられたりはしたがの。
おすそ分けはミラやヒューイも喰らってはおった様じゃが
『暴食』持ってないから無理させられんしのぅ。
その代わり私がちょびっと頑張らさせて貰ったのじゃ。一応分けられた分だけじゃがな。
それでも流石に全部は喰い切れんかったから『ストレージ』も活用して
一部は取っておいてはある。保存の検証もしたい事じゃしな。
そうそう。例の職の呪文書モドキの件なんじゃが、
クエストの凱旋所のたまり場でアンヌが情報収集した所によると
条件の発生場所とかに何パターンかのバリエがある事が判明したのじゃ。
貰える物にもランダム性があるらしくて『癒しの文』もその一つらしい。
剣士とか魔法職の職のが出る場合もあるらしいんじゃが
精々初歩レベルの物しか出ないらしく、要らなきゃ皆売る方に回してた様じゃな。
ただまぁ『癒しの文』はその内容上余り高く売れないらしくて
使いたいヒトが使ってしまって正解なんじゃない?とか教えて貰ったそうじゃがの。
そりゃねぇ。『巫女』職なんて持ってるヒトがそうそう市位に下ってこうゆう攻略に
参加する事自体少ないじゃろうし?一応買ってくヒトがいない訳じゃないそうだから
ちょっと伸び悩んでる『巫女』職の方々とかがひっそりと買っていったりはしてるのかも。
まぁそれは兎も角として昼休み時間に隙を見て『ステータス』をちら見してみたんじゃが
今までは種族:異界の『玩具』。タイプ:ケモノ/キツネだったのが
種族:異界の『玩具』。タイプ:ケモノ/キツネノミナライミコになっておったわ。
思わず苦笑いしてしまったがある意味『見習い巫女』扱いで良かったかも知れん。
回復職として見た今の私は『殴り回復職』の括りに入らんでもないがの。
(呪文こそ使えんが、最低限必要と思われるスキルはほぼ一揃え持っとるしな。)
とトイレの手洗いの鏡を覗き込みながら考える。
(むー。やっぱりこれはどうみても『狐メイク』じゃな。)
目の前に相対するのは赤い目張りに赤い麿眉なすっとぼけな顔の狐な『玩具』。
やはり属性紋宜しく身体に染み付いてしまってるらしく消える事のない暗めな『朱色』が
控えめに塗られた様に追加されていたりする。
(なんとなく『稚児巫女』みたいな感じもしないでもないがこれはこれで良いかな)
『偽装』スキルで誤魔化す事も可能な様じゃがミィナ達には既に見られてるので
隠す必要も無いし『変化』した後だけで良いじゃろ。
さて、後はまた今度の『祭り』が終わるまで後方支援に戻って様子見じゃ。
最終日には『花火大会』もあるそうじゃから楽しみじゃの。
とりあえず成り立てなので『見習い巫女』扱いになったソラ。『稚児巫女』だったらクィナが頭上がらなくなる可能性大だったんですけどね(ぇ




