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生まれ変わってケモノな玩具!?  作者: きつね耳モフモフ
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裏事情

ちょっとした解説回です。

子ども達が将来どういう立場を目指すのかまでは分からない。

村で生き村で生涯を終える者、冒険者となって村から出ていく者

 あるいは何らかの職に付いて村で生きていく者等

その行く先は幾つもある。『召喚師』もその選択肢の一つでしかない。

 ただこの世界の召喚師は所謂『複合』職である。

まずは基本となる『魔法』。この適正が無いとかなりきついじゃろうな。

 魔道具と呼ばれる道具類は一般人でも使える様に今現在も職人達によって

改良の日々が続いているから、『魔法』の適正が少ない者や

今は適正が無いとされている人達でもなんとか使えるレベルには進化しつつはある。

 小さな火種を灯す事が出来るライターモドキなんかがこれに当たる。

個人用の携帯召喚魔法陣も紙やらに刻まれた物は何らかの形で『魔力』さえ注ぎ込めれば

発動させる事自体は可能である。・・・呼んで出てきてくれるかどうかは別としてもの。

 後は『錬金術』。これは村とかで住んでる住人ならば小さい頃から『採取』や

『調合』なんてのに接してる事が多いじゃろうから、かなり楽な方じゃろ。

 さらに必要なのは『司令塔』としての判断力やなんかじゃが、これも村ビトなら

集団生活の一環で『採取』時の見張り役とかで下地が作られやすいという利点もある。

 町や街で暮らしてる住人でもそういう生活場面が無い訳ではないじゃろうが、

規模や決まり事の複雑化は避けられんじゃろう。

 ミィナ達が休みを利用して里帰りしているのはただ単に骨休めという訳ではなくて

卒業した後の地固めや将来後続となりえる人材の育成の手助けをする為でもある。

町や街と違って横は兎も角として縦の繋がりは薄くなってしまうからの。

 やっかい毎を嫌う者が引退とかで田舎に引っ込む事が多いのはそういう面もあるからじゃな。

後はリーナが言及していた様に、出会った動物やら魔物と遭遇する事で

『召喚』させやすくなる率を高めさせるといった目的も含まれていたりするんじゃよな。

 ミィナ達学生が同時召喚出来る『召喚獣』の総頭数はそう多くはない。せいぜい3頭までじゃろ。

ヒューイの様に『偵察』可能な種は『念話』で意思疎通が可能だが、

その分多様な情報が大量にもたらされるので、どうしても脳がオーバーワーク気味になってしまうからの。

 それを少しでも負担を減らす為には周りの事象を知っていなければ対処が遅れてしまう。

アンヌはそういう意味ではある意味理想の『召喚術師』に近い存在と云える。

彼女の行動力や飽くなき鑑定眼は彼女がソロであったとしてもやっていけるだけの底力を秘めている。

本人がそれに気付いているかまではいささか分からんがの。

 ちなみに今はタビーさんやセイルさんと一緒に狼対策に行ってる。

キィーロは素材の回収担当のヒトの補佐に回っとるよ。

回収中が最も例の狼の群れに狙われやすいんだとか。

 襲撃のやり方は定期便の荷車襲ったのとほぼ同様だというから同じ群れで間違いないようじゃ。

まぁ頭数を減らしたからそうそう無いとは思うが念の為じゃ。

前回がちょっと雑すぎるのでいずれ改稿したい所ですが、当分そのまま残します。学生達は全員田舎に帰る訳ではないのですが、こういう体験を通して将来を見直したりするみたいです。

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