前へ目次 次へ 4/11 2-2 しかし、その後の時代はというと、歌と言えば餘情妖艷を目指すものと言うことになっております。 そのうえ、最近では言葉の使い方も意味も知らぬものが多いようで、ただ三十一字にいかにおしゃれなようなことを言うのかと言うことのみを考えている始末。 最近の歌を例えるならば……そう、むさ苦しい男が花もなく突っ立っているとか(大友黒主(おおとものくろぬし)の劣化版)、商人が着飾らずにみすぼらしい姿でいる(文屋康秀(ふんやのやすひで)の劣化版)という感じでしょうか……