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例えば、このような歌を本歌取する場合、「み山もそよにさやぐ霜夜」、「すくもたく火の下こがれ」、「しぢのはしがき」、「伊勢の浜荻」あたりを取るのが宜しいかと思います。
これより多く取れば、自らの歌とは見えずにただ、元の歌を替えただけのものとみなされるでしょう。
また、言葉の意味と離れた言葉とは、例えば、
風ふり(風が降る)、
雲ふき(雲が吹く)、
うき風(風が浮く)、
はつ雲(初雲?)
以上のようなものは見苦しいと言えるでしょう。
さて、思いつきで考えていることをそのまま書いたので体裁が整っておりませんが、大体こんな所でご勘弁くださいませ。
定家