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7/8

マジかよ!?番外編じゃないっすかΣ(゜д゜ノ)ノ



とりあえず男は同士のウホッ展開は期待しないで下さい聞かないで下さい。


主人公はノーマル。ロリコンかもしんないけどノーマルだから。



私の名前はクリスティーナ。愛称はクリス。私はフルバー大陸のニアン国のコウ村で畑を耕していたのだけれど、神殿のお告げだかなんだかで勇者になっちゃったの。


それで、私は魔王を倒す旅に行くことになって、お姫様のキシリーちゃんと、僧侶のサリーちゃんと、格闘家のぺロームちゃんと一緒に旅に出た。剣なんて生まれてこのかた握ったことすら無かったけど勇者補正とか何とか言うちょっとよくわからないものでメキメキと強くなった。(キシリーちゃんがなんか説明してくれたけど全然わからなかった)


旅に出てからはもう大変だった。七転八倒奇々怪々、複雑怪奇の四苦八苦。無理が通れば道理が引っ込み瓢箪から駒がでるような大冒険の数々で、正直、サイクロプス総合商社があそこになかったら死んでたぜってぺロームちゃんが十回くらい言ってた。


そんな大冒険の末に魔王を倒した私たちはお城に戻り、魔王を倒した事を報告した。


それからは大盛り上がりですごかった。いろんな場所で声かけられて、崇められてと大変。私は畑を耕していた毎日に戻りたくなったけど全然ダメだった。王様が家に帰してくれなかった。


しょんぼりしている私にぺロームちゃんから提案があった。


『終焉の山脈を越えようぜ!』


終焉の山脈は北側にある。南側と北側は七つの道で繋がっている。基本的に七つの道は門で閉じているけれど、この前は魔王が南側に攻め入る為に門を開けていて、その隙を突いて侵入して魔王を倒した。南側が所有している門はこれで四つになり、冒険者が沢山北側に行ってるらしい。


キシリーちゃんに声をかけたけど、キシリーちゃんは今は忙しいらしい。サリーちゃんはこの前の冒険で昇進したらしくって忙しいそうだ。


ぺロームちゃんと二人で行くことになった。私たちはまず準備することにして、王都から道に行く途中の都市である商業都市ステイメンに寄った。


「あぁ、いらっしゃいませ勇者様」


私に声をかけてくれたのはサイクロプス総合商社の本部店長のネクストさん。滅茶苦茶イケメンで、ぺロームちゃんはネクストさんに恋してる。私は肘でグイグイとぺロームちゃんを押すが、やめろよー、と言いながら手で払われてしまった。けどねぺロームちゃん。真っ赤なお顔が隠れてないよ。私の鋭い慧眼はそれくらいじゃ欺けないよ!


ぺロームちゃんがお茶に誘ってたけど仕事があるらしくって断られてしょんぼりしてたのでスイーツをおごった話はさておき、私達は北側に渡った。


私達が行くのは『最果て』日出ル場所と呼ばれている東に進むと『混沌の森』が行く手を阻むけれど何のその。


とは行かなかった。何で終焉の山脈が越えられていないかを私達は体験を以て知ることとなる。


『道中に現れるモンスターの全ての攻撃に瀕死判定がある』


瀕死判定とは、一回でも攻撃を受けると確定でHPが残り5%になる攻撃だ。即死判定は最大でも80%を越えないが、瀕死判定は確実。しかもHPが50%以下だと即死扱い。それが全てのモンスターに備わっているのだから驚きだ。


まぁ私は勇者なので大丈夫だったんだけどぺロームちゃんは混沌の森の手前でキャンプ地を作って待っててくれることになった。


そんなわけでサクサクと進む私だったけど、終焉の山脈はそうそう楽には行かなかった。終焉の山脈のモンスターはこっちのステータスを下げる攻撃ばかりしてきて、防御力が低下した時には強い物理攻撃や魔法攻撃をしてくるので沢山ポーションを使ってしまった。


が、何とか山を越えた。


そこには私が、いや、私達が知ってはいけないような神聖さを秘めたものがあった。


山。一言でそういえばそうなのだろう。


しかし、この暗雲渦巻く最果てで唯一光が射しているこの山をただの山とは思えない。


なにかあるのだろう。その証拠に、あの凶悪なモンスター達が山を越えてこない。まるで何か恐ろしい存在が山にいて、それを恐れるかの如く木の影からジッと私を見つめていた。


私は山に近づいていく。一歩一歩踏みしめるように近づき、山の麓に来た。見上げてもその頂点は見えない。そんな高い高い山を見ていると何だか凄いなぁって思えてくる。畑を耕していた時も思っていたけど、自然って本当に凄い。


山を右から左へとグルリと見渡すと左の方に扉があるのが見えた。


まさか………?


扉の前に立つ。まさかと思いながら扉を開くと、洞窟が広がっていた。


「迷宮………まさか、これが迷宮?」


私は全く信じる事が出来なかった。


☆☆☆☆☆




「しかし、その迷宮はえげつないな」


「へ? ふぁふぃふぁ?」


「ほら、もの食べたまんま話すんじゃない」


私はモグモグと食べていたモンブラウン(サイクロプス開発)を飲み込んだ。


「で? 何が?」


「うん。ほら、お前もいくらか迷宮潜ってるんだからなんとなくわかるだろ?」


………?


「………わかってないのか………うん。まぁお前だもんな。

んんっ!! では、私が説明しよう!」


「わー(パチパチパチ)」


「本来なら迷宮ってのはその構造は変わらない。例えば、一階層から罠が無い迷宮はどこまで行っても罠が無い。同様に、『十階層まででポートが無ければどこまで行っても絶対にポートが無い』んだが、この迷宮は違う」


「へー」


「へーってお前なぁ………(しかも、五十階層からいきなりポートがあるってのもエグい。迷宮攻略を止めようとしていた矢先にいきなり現れたポート………作った奴は相当悪どいな………)」


ぺロームちゃんが何だか難しい顔をしてたけどまぁ良いや。


一年間頑張ってチャレンジしてた甲斐があったよ。今回で止めようとしてたけどポートが見つかったお陰でもうちょっと続けようと思えた。


それから三年。私は滅茶苦茶強くなって140階層まで到達した。


いやぁ、もうなんて言うか私最強過ぎ。正直今の力があれば魔王との戦いなんて楽勝だったのに。


そう思いながら140階層のボスと戦う。140階層のボスは金色の骸骨。通称黄金ハットと呼ばれる金色の帽子を被ったアンデットだ。


高い物理防御力と魔法防御力。無駄に早いスピード。黄金ハットの持つ武器は私達では解明できないもので装備品する事で凄い効果があるらしいけど………?


「って!何か普通じゃないー!!」


普通だったら杖みたいな柄で刀身が細い剣を持ってるはずなのに物凄い肉厚ででっかい大剣を持っていて、アフロだった。


私はすぐに逃げ出した。



髪切ってたらこんな時間に投稿になった。感想返しに一時間かかるとか予想外すぎる。

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