表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
負け悪役貴族に転生した俺は推しキャラである師匠を攻略したい  作者: えん@雑記


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

393/441

第387.5話(他人視点)家政婦?(ノラ)は見た!!

 私は思わず洗濯物の入ったカゴを手で落とした。

 びっくりして落としたのは間違いなんだけど、ええ!?


 上空ではスミレ君とサクラさんが飛んでいくのが見えた、見えたまではいいんだ。


 問題はそれを見送ったアリシアさんだ。


 一瞬迷ったけど私はアリシアさんに駆け寄る。



「アリシアさん!」

「あら、ノラさんいつもお手伝いありがとうございます」

「え。いいよ……どうせやる事もないし……じゃなくて!!」

「な。何かな? 顔が違いよ?」



 近くにいるんだから当たり前。



「お。お。お……」

「おっぱいはそんなに大きく無くてごめんね」

「それは私も……じゃなくて! 大人のキスって何!! え、し、したの!?」

「してないよ?」



 即答するアリシアさんに私の思考がフリーズする。

 え。でもさっき『帰って来たら大人のキスの続きをする』ってスミレ君に言っている。


 頭に手を当てて考える。

 考えないとこの場に何年に固まりそうだから。



「ごめん。処理が追い付かない。嘘って事?」

「今回の作戦は失敗は許されないんだよね」

「そうだね。クロウ兄さんとメル姉さんは成功すると思うけど」

「でしょ? 私に出来る事はみんなを応援する事。ディアさんに相談したら鼓舞こぶをしましょう。って鼓舞って応援って意味で、スミレ君にこういえば絶対に士気があがるからって」



 そうだろうけど……アリシアさんだよね。

 私はアリシアさんのほっぺを両方から引っ張ってみる。

 もちっとした肌触りでむにゅーんと少しだけ伸びた。



「いはいよ?」

「ああ。ごめん……魔物が化けてるのかも思って……はぁ……その」



 周りを確認しても誰も無い。



「鼓舞の意味はわかったよ。でも……意味わかってるよねっ!」

「ノラさん、その怒ると可愛い顔が台無しになるよ?」

「それはどうも!!この場に2人しかいないから言うけど、本当にあの子でいいの? そりゃ私とかはもうあの人の横に立つ事も無いし、まぁスミレ君も劣化とはいえ若いし変態じゃないし自分好みの子に育てれるって感じもあるし、ちょっといいかなってあるけどさ、でも未来に帰るんだしどうしようかなって感じで」

「な。なんのことかなー」



 はぁアリシアさんって嘘が下手だよね。



「もうわかった。2人が帰って来たら相談するから」

「え!? な、なんでかな!? ノラさん」

「いいから!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ