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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン1 chapter11
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次の夢へ-2

土曜日深夜の人気番組馬サタデーにドリームメーカーの馬主として出演する事になった。


他に相羽ゆりと高橋氏も出演する。



外車ナナのコーナーに俺たち三人は並んで座らされた。


相羽ゆりと高橋氏はメディア出演は慣れたもんで堂々としている。


俺?もうガクガクのプルプルだ。



それにしても外車ナナ…馬券は当たらんが…綺麗な女だ。



ナナ「それでは本日のゲストは今年の競馬を盛り上げた、ユリノアマゾンのオーナー相羽ゆりさん、デビルカッターのオーナーであるダーリージャパンの高橋代表、ドリームメーカーのオーナー飛田牧場の飛田雅樹さんです」


相羽「どうぞよろしく~」


高橋「よろしくお願いします」


俺「よよよよろしくおおおお願いしましゅ!」



ナナ「まずは高橋さんにお聞きいたしますが、デビルカッターはこのレースで引退だそうですね?」


高橋「ええ。来年からはダーリージャパンの繁殖施設で種牡馬生活に入ります。」


ナナ「まだまだ走れるんじゃないですか?」


高橋「そりゃあれだけの馬ですから。しかし現役だけがサラブレットの仕事ではありません。その辺はファンのみなさんにもご理解いただけると思っています」


ナナ「そうですか。それでは有馬記念がラストランになるわけですね?」


高橋「はい。最後に最高の走りを見せて欲しいですね」



ナナ「続きまして、相羽さんにお聞きいたします。」


相羽「は~い、どうぞ~」


ナナ「ユリノアマゾンの秋のローテーションに関して、一部新聞等で批判されていますが?」


相羽「オホホホホ~!菊花賞に出さなかった事ね~わたくしはダービーしか興味ありませんの~菊花賞は7年前に勝ってますし~それに距離にも多少の不安がございましたので~」


ナナ「それでダート路線へと?」


相羽「だって、そちらが確実でしょ~?

わたしくしの今の興味はドバイですの。あの賞金は魅力だわ~


まぁ馬場適性が万能で中距離がベストな馬ですから、他の馬主様でもあの選択をされるんじゃないですか~?


ナナ「もしユリノアマゾンが皐月賞とダービーを勝っていたら?」


相馬「オホホホホ~!そりゃあなた菊花賞に出してたわよ。三冠はボーナスでるからオホホホホ~!」


ナナ「では飛田さん、ドリームメーカーのジャパンカップ制覇はお見事でしたね?」


俺「ああありがとうございましゅ!」


ナナ「あのレースはどんな気持ちでご覧になっていましたか?」


俺「はい!もうキ××マが縮みあがるような思いでした!」



突然、コーナーは打ち切られた。


明日の有馬記念に備え前日から上京して馬サタデーに出演したが、突然テレビ局から追い出されてしまった。

一緒に来ていた瑤子は真っ赤な顔して足早に歩いていった。


なんでだろう…。



でも全国ネットの生放送に出られたんだから、いい思い出になった。

宝田から電話があって大笑いしていた。

ん…?なにがそんなにおかしいんだ?



翌日、中山競馬場につくと俺の顔を見た人が指を差して笑っていた。



みんな昨日の馬サタデーを見たんだろう。


しかし…なぜ笑う…?


瑤子は昨日から無視されてる。



なんか悪い事したかな?



突然俺の携帯電話がなった。

龍田仁だ。


「飛田…おまえ…プッ…ヒャッヒャハャ…」


「龍田、残念だったな香港カップ…」


「プツン…プー…プー…」


切れた。


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