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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン1 chapter10
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乱舞-6

和光千賀子は京都の自宅でこのレースを見ていた。

競馬なんてまったく興味がなく、生まれて25年間見た事すらなかった。

看護師として働く千賀子の市立病院に落馬事故で入院してきた美幸と知り合ったのが2年半前。

セクシャルマイノリティーとして悩む者同士、心を開くのに時間はかからなかった。

千賀子は現在27歳。美幸とは6歳違う。


しかし、一緒に暮らしはじめれば年の差なんて埋まるものだ。


今年の夏に美幸が嬉しそうな顔で千賀子に言った。

「チカ!私今年の秋からGⅠに乗れるよ!」


「美幸よかったね~!がんばらないとね!」


千賀子自身はGⅠと言われてもピンとは来なかった。


しかし改めテレビで美幸が騎乗する菊花賞やこのジャパンカップを見て、それがもの凄く大きな舞台である事がわかった。



怪我だけはしないで…。



千賀子は爆走する巨大馬に股がる恋人の無事を祈りながら、テレビを見ていた。



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