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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン1 chapter6
55/364

序奏-7

『さぁ本馬場入場です!

人気順に見て行きましょう!


まずは一番人気!ロンバルディアです!名手長部はこの馬の為に引退を撤回しました!

10億円の走りはどんな走りだ!?

覇王の後継者ロンバルディア!


二番人気はファンタジスタ!天才滝豊はこの馬と共に世代を制覇すると宣言!切味鋭いその脚で世代を切り裂く!

電撃の末脚ファンタジスタ!


三番人気ドラゴンウイング!兄のドラゴンアローの意志を継いで!母ドラゴンベリーから授かったスピードを見せろ!

華麗なる一族ドラゴンウイング!



四番人気はフォークギア!兄ナイトメアが海外で夢破れ2年が経ちました!

闇夜を切り裂く末脚再びフォークギア!



五番人気はドリームメーカー!見てくださいこの馬体!真っ赤に染まった迫力の600㎏!今日もゴールで菱田瑤子さんが待っているぞ!

赤い爆星ドリームメーカー!



……以上18頭ゲートに向かいます!』


俺はもう緊張で震えていた。


瑤子がポツリと言った。

「本当にありがとう。あなたのお陰でここにこれた…コナンと一緒にね…」


俺は瑤子の一言で緊張がとれた気がした。


「今日もコナンを迎えにいかないとね!」

俺の言葉に瑤子は笑った。


ファンタジスタは軽快にゲートに向かい、落ち着いた様子。


ドリームメーカーは…いつもの儀式がある。

遥か天空になにかを誓う

「ウガウガウガウガーーー!」

今日もやる気満々です!


『さぁスターターがゲートに向かい…GⅠのファンファーレです!


(ファンファーレ中)


さぁ大観衆が声援を送るなかゲート入り開始!


枠入りは順調です…



体勢整いました!


皐月賞…



スタートです!』


ゲートが開いた!

出遅れはない!


『綺麗なスタート!

ドラゴンウイングがズルズルっと内から前に出ます!やはり食らいついたドリームメーカー!前はこの2頭で3馬身程リード!

安東勝己は今日は抑えません!

ピッタリ併せる体勢!


その後に…いました先頭集団を引っ張るシャドウロールのロンバルディア!

縦長の展開になった!先頭グループの後方にファンタジスタ!いつもより前の位置!


その後のグループ中程にフォークギア!』


大方の予想通りの展開となった。


『先頭はドラゴンウイングとドリームメーカー!

しかしペースは早くない!

ほぼ平均ペースで1000mを通過!



ロンバルディアは3馬身から4馬身後ろ!


フォークギアが徐々に前に詰めてきたぞ!


ファンタジスタを見るようにフォークギアが位置を上げた!


ロンバルディアはまだ動かない!


ドリームメーカーとドラゴンウイングが第3コーナーに入った!


ファンタジスタが動いたぞ!


外めを突いてズルズルっと上がっていく!フォークギアもついてきた!


最終コーナー手前でロンバルディアも差を詰める!


先頭はまだ2頭並んだままだ!』



直線手前でドラゴンウイングとドリームメーカーは併せたまま先頭。その2馬身後ろにロンバルディア。さらに2馬身後ろにファンタジスタが迫っていた。


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