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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン1 chapter5
46/364

爆心-5

瑤子は馬主席から急いでターフに降りた。


コナンを迎えに行かなきゃ!


武田調教師からパドックに降りるのを禁止されていた。瑤子を見てしまうと馬が集中しなくなるからだ。


そのかわり…「レースが終わったらすぐに迎えに行ってくれ、じゃなきゃあの馬はお前さんを探して暴れるからな…」と言われていた。コナンは賢い馬…お前さんがここに来ている事もわかっているはず…武田はこうも付け足した。



瑤子がターフに降りた時、コナンは向こう正面にいた。


瑤子は精一杯の声で叫んだ。

「コーナーンーーーー!!」


コナンは見つけた。愛しい母親を。


全力で母親の元に走った。


「ちょっと危ないですよ!」

係員が瑤子を制止したが、

「大丈夫だ!」

武田調教師が係員を止めた。


全力で走ってくるコナンは瑤子の前でピタっと止まり、ヒヒーンと馬らしい声を上げた。


コナンの首に抱きつく瑤子。もう号泣だ。


プヒプヒプヒ…


コナンも甘えた声。


「よくがんばったね!凄いよ!凄いよコナン!」


瑤子は鼻筋を撫でながら褒め讃えた。


レース直後の武田調教師のコメント

『こんなに見ていて疲れるレースは初めてだ』



浦河美幸騎手のコメント

『今日は馬に教えもらいました。

また機会があれば乗せていただきたいです。』


ドリームメーカーの次走は未定である。

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