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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン6 chapter4
341/364

Starting Over-12

「的矢よ、どうだった?」

ジョッキーズルームに帰ってきた的矢に武田が近寄ってきた。

「恐ろしい馬ですよ。

おそらく今日の敗因は私でしょう。

2着確保を選択してしまった時に手綱が甘くなった。

だけどヤツはあきらめなかった。


なんて馬だドリームメーカーは!?

最後のあの脚は今まで感じた事のない早さだった!


今も手足が震えてるよ・・・。」

的矢の興奮した口調に、武田は嬉しそうな表情で聞いていた。


「じゃあ・・次も頼めるな?」

武田の言葉に的矢は戸惑いを見せた。


「いや・・・ちょっと武田さん、それは無理だ。

ブラックエンペラーに先約がある。

本番はあっちだ。」


「まだ時間はあるさ。

じっくり考えろ。

面白いぞ~ドリームメーカーは。舞台が大きければ大きいほどそれは増す。

お前さんの騎手人生で最高の馬になるだろう。

ライスやグラワンよりもな・・・!」

そういうと武田は的矢の肩を軽く叩いて去っていった。


残された的矢は苦渋に満ちた表情でそれを見送った。


17

秋華賞(GI)

3歳牝馬限定

京都2000m


『さぁ!先頭は1番人気桜花賞馬セラ!


200を切って3番人気フライングスカイが先頭にたった!


これはフライングスカイで決まった!

デビルカッター産駒が今年もGI奪取!』


オークスで海外馬にタイトルを奪われた日本牝馬勢。

古馬の牝馬勢がいまいちパンチ力に欠ける現状、3歳牝馬に大きな期待がかけられた。

しかしその3歳クラシックの大一番であるオークスをドバイのハマーンカーンに奪われてしまった。


ドバイの躍進を止めるためには牝馬、牝系の強さを引き出す事が重要なのである。

世界の名血の集まる日本でこそできる大きな戦いであるだ。


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