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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン6 chapter2
319/364

CROSS LOAD-4

チャーチルダウン競馬場で行われるケンタッキー・ダービーはダート2000m。

『マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム』の大合唱で幕を開ける世界競馬界のビッグタイトル。

毎年15万人の観衆がつめかける。

今年は20頭フルゲートで混戦が予想されているが、その筆頭は昨年のBCジュべナイル馬イグジット。前走ドバイダービーでは4着と敗れたが今日は1番人気に推されていた。

騎手は新しいパートナーとなる日系アメリカ人のK・ナカモト。アメリカのトップジョッキーの一人だ。

2番人気に前走ドバイダービー優勝のグランディア。アルゼンチン代表がチャリオス・ディアスを背に栄冠に挑む。

3番人気に前走サンタニアダービーを勝ったエアマスター。

父をラストハリケーンに持つ風の一族。騎手はキャサリン・エバンス。

4番人気はブラジル馬のザンジバル。鞍上ホセ・カルロス。

5番人気はドバイからの刺客パプテマスシロッコ。騎手はカミュー・ジバン。


ピリピリした空気を漂わせながら『マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム』の大合唱がチャーチルダウンに鳴り響いた。


『各馬一斉にスタートしました!


ザンジバルがレースを引っ張ります!4馬身ほどのリード!


続いてパプテマスシロッコ!


人気のイグジットは馬群の中ほど5~6番手か!

その後ろにグランディア!

エアマスターは10~11番手場群の後方!

その後は縦長に10頭追走!

少し早いペース!


1000mを通過して展開に動きはない!


淡々とレースが進んでいきます!』


カミューは位置取りに細心の

注意を払っていた。


パプテマスシロッコの主戦であるキャスパル・ダイクからの乗り替わりでアメリカにやってきた。そのキャスパルは極東のビッグタイトルを奪取した。


「好位で抜けて押し切る!」


カミューはその時を集中して待っていた。

削除

『ザンジバルが先頭で第3コーナーを通過!

後ろが徐々に詰まってきた!

2番手パプテマスシロッコが1馬身差で追走!

イグジットも3番手に!

グランディアも外から4番手!

エアマスターも来ている!


さあ!直線に入った!


先頭はザンジバル!

しかしここでパプテマスシロッコが先頭に変わった!


残り200を切った!

先頭はパプテマスシロッコ!

半馬身差の2番手にイグジット!

グランディアも差はない!


前3頭が並んだぞ!

残り100!


グランディアが頭ひとつ出ている!

このままグランディアか!?


外から1頭来た!

エアマスターだ!


一気に!

一気にエアマスターが2番手に!

グランディアに並んだ!


エアマスターが交わした!


エアマスターさらに引き離す!


1着はエアマスター!

キャサリン・エバンスは大きなガッツポーズ!


2着はグランディア!


3着はパプテマスシロッコか!?


4着はハナ差でイグジット!


エアマスターが見事ケンタッキー・ダービーを制しました!』


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