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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン6 chapter1
302/364

翔べ!ドリームメーカー-1


【ホースニュース】


あけましておめでとうございます。

本年もホースニュースをよろしくお願いします。


【有馬記念!!

デビルマンが勝利!!】

ゴール前の際どい勝負を制したデビルマン(大井所属 牡5)は、次走ドバイワールドカップへと向かう。


2着ドラゴンアマゾン(牡5)は次走ドバイデューティーフリーへ。


3着ファンタジック(牡5)

4着ヴィクトリーロード(牡5)

の2頭はレース後に引退を表明。

歴史に名を刻んだ2頭は今春より社来SSにて種牡馬として第2の馬生をおくる。


5着ブラックハート(牡6)も予定通り引退。ダーリージャパンスタッドにて種牡馬となる。

6着エクスキューション(牡4)は阪神大賞典から始動。

7着スピードオブライト(牡4)は中山記念から。

8着ブラックエンペラー(牡4)は日経賞から。

9着トップシークレット(牡6)は引退。韓国にて種牡馬生活に入る。

10着アルフォンス(牝5)は次走未定。


【その他の有力馬の動向】

○グングニル(牡4)

次走:高松宮記念



【ドリームメーカー障害へ転向】

有馬記念で競走中止となったドリームメーカー(牡12)は馬体には異状なかった。

年明けより障害調教を開始したドリームメーカーは飛越試験をパス。

2月4週の京都障害未勝利に出走予定だ。


栗東

【原厩舎】



「原さん!ドリームメーカーの障害転向ってどう言う事ですか!?」

原辰巳に安田が問い寄る。


「おもろいでしょ?

いや~武田先生が発案したんでスけど、なかなかいい飛越を見せとりまスわ~。」

屈託なく笑う原。


「今更、障害なんて…!?

うちの社にも批判の投書が200通以上届いていますよ!」

真剣な眼差しで抗議する安田。


「アハハハ!

うちの厩舎にも1000通以上届いてまス。

いやぁ~皆さんに愛されてまスな~ドリームメーカーは。

ありがたい事っス。」


「そりゃそうでしょう!

あの馬は功労馬です!

12歳の高齢で障害へ転向させて、もしもの事があったら…。

彼のファンは皆、無事に繁殖へ上がって欲しいのですよ。」


「でもね、安田さん。

あの有馬の【内ラチ越え】見たでしょ?

芝コースの内ラチとダートコースの外ラチを一気に越えたんでス。

騎手が村木でなおよかったでス。

あれはまだまだドリームメーカーの未知の可能性を導いた瞬間でした。

あの馬はまだまだ進化しまスよ。」


「しかし、だからと言って仮にもジャパンカップや有馬記念を制した馬を…。」


「安田さん。勘違いせんでください。

これはあくまでもドリームメーカーの進化を促すための転向でス。

馬主さんや僕らは障害で成功させるために転向させるわけやないんでス。」


「え?」


「まぁ見といてください。

必ず秋には平地GⅠに帰ってきまスから。

その時のドリームメーカーの姿にびっくりしまスよ!」


確信めいた原の笑顔に安田は何も言えなかった。


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