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暁-4
《ドラゴンアロー引退!》
新聞に大きな見出しで報道された。
記者会見で龍田はすべてオーナーである自分の責任であると発言した。
ドラゴンアローの引退式は未定。今後怪我の状態をみて日取りを決めるらしい。
そんな中、競馬専門誌ホースニュースがスクープとして、実際はドラゴンアローがレースで受けた心の傷が大きく、一切エサを食べる事もなく人間を拒否している事を記事にした。
事実であった。これによって龍田への過剰なバッシングが連日スポーツ紙を飾る事となる。
ジャパンカップをライバル馬グレイエスケープが制した事により、ドラゴンアローを潰した龍田仁は時の英雄から時の罪人扱いとなった。
しかし有馬記念をクラシックホースのナイトメアが勝った事により、ある程度の沈静化をもたらしたが…。
「いや~大変でんな~龍田社長も…」
宝田が同情混じりで言った。
俺は龍田に対して大きな評価をしている。すべての責任を自分がかぶり、騎手や調教師への圧力を軽減した。
そしてなにより男らしい姿だった。
龍田の毅然な姿を見て、俺は今…自分になにができるのか考えていた。




