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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン3 chapter2
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夢は夜ごとの狂奏曲-3

牧場に帰った俺は飛田牧場第2支場に向かった。

ここは榊原牧場と言う小さな牧場だったのをうちが買い取り第2支場としている。


ここを任せている榊原さんはうちの先代からの付き合いであり過去には菊花賞馬も生産した人だ。


第2支場にはドリームメーカーの母フォーリンレインもおり、昨年有力馬とされながら怪我により未出走で牧場に帰ってきたファンタジアとタキオンの娘サンバデルンバもいる。



「やぁ社長。」


榊原さんが声をかけてきた。

「どうも、お疲れ様です。」

すでに70才近い榊原さんだがまだまだ現役だ。


この牧場にはもう1頭忘れてはならない馬がいる。

ドルフィンリング。

馬主になった俺の持ち馬だった第1号だ。


ドルフィンリングの母馬のオオツカムスメは榊原牧場生産でうちの牧場が買い取った。



「いや~オオツカムスメにそっくりだよ、ドルフィンリングは。」

よほどドルフィンリングが可愛いらしく榊原さんはかなりの溺愛ぶりだ。



ドルフィンリングのお腹にはクロフネの仔がいる。俺的にはかなり期待している。


サンバデルンバにはフサイチコンコルド。フォーリンレインにはジャングルポケット。

なかなかの種牡馬を付けてある。


もうすぐ出産シーズン。

慌ただしい季節がやってくる。


2月四週。

フェブラリーステークス(GⅠ 東京競馬場 ダート1600m)。


結城さんの持ち馬ファイナルアンサーが出走。騎手はもちろん浦河美幸だ。

久々の帰国に動じる事なく3着に入る健闘ぶりだった。




俺は欧州に渡ったアムロの競走馬名を考えていた。

せっかく海外でデビューするんだからカッコイイ名前をつけてやりたい。


ファンタジア最後の仔だからな…。


【ラストファンタジア】

なんてどうだろう?


瑤子に聞いてみたら、驚愕の返事が返ってきた。


「アムロの馬名ならとっくに宝塚さんと決めて登録したわよ」


なに~!?


またおまえたちは勝手に!



アムロの競走馬名は


【ニュータイプ】


って名前に決まっていた。


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