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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン3 chapter2
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夢は夜ごとの狂奏曲-2

「雅樹さん怒っているでしょ?」

高橋氏を見送った後、瑤子が俺の顔を覗き込んで言った。



そりゃ怒っているさ!


ヒシアマゾンはノーザンダンサー系だ。サンデーサイレンス系(母にノーザンダンサー系が入ってない)ならきっといい仔が生まれるんだよ!

俺より血統に詳しい瑤子ならわかっているはずだ。



「雅樹さん私はね…ヒシアマゾンには非サンデーサイレンス系の牝馬を生んで欲しい。

そして出来るだけノーザンダンサーの血を薄くしたいの。

じゃなきゃ将来的に付ける種がなくなるわ。」


いやまったく理解できない。


「ビンゴ…ファンタジスタだって恐らく種牡馬になったら苦労すると思う。

だって今やノーザンダンサーの血が入ってない有力な繁殖牝馬の方が珍しいし、サンデーサイレンス系の種牡馬はたくさんいるわ。

両方の血が入ったファンタジスタは活躍の場が狭くなる。」


頭が混乱してきた。



「ブレイブハートは日本の血の入れ替えには最適の馬だわ。現役の実績だってヒシアマゾンに見合っていると思うしね」



ノーザンダンサーとサンデーサイレンスの血が多すぎる事が問題だと言いたげな瑤子。そんな先のビジョンまで俺には考えられないが、とりあえず今回は瑤子に従おう。



ヒシアマゾンはデビルカッターの仔を産んでから欧州に旅立つ事となった。


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