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【10万PV!!】 競馬小説ドリームメーカー  作者: 泉水遊馬
シーズン3 chapter1
143/364

夢は1㌧より重い-1

俺はもう酔いまくっていた。

うちのドリームメーカーが有馬記念勝っちゃったからね!

俺は飛田雅樹(35)。

飛田牧場の2代目だ。

妻と産まれたばかりの息子と仲良く一緒に暮らしてはいない…。


妻の瑤子はなにやら《S&Y》って会社を作って世界中を飛び回っている。

息子の遊馬は東京の瑤子の実家にいる。まだ産まれて2ヶ月だと言うのに英会話の英才教育が施されていて、恐らくその内、俺をダディーと呼び始めるか知らないおじさんと思うだろう。

だから毎週東京まで会いにいく日々だ。



今日の祝勝会ももちろん新宿2丁目オカマバー《レガシーワールド》。


龍田ファームの2代目龍田仁や、社来の三男春文らと酔いそして歌う。



さぁ明日は遊馬に会ってから独りで北海道に帰ろう。


瑤子は相羽のババァ~とまた英国に行くんだってさ~。



しかし瑤子はまだ知らないのだ…。俺が勝手にドリームメーカーをある地方競馬に特別参戦させる事を…。


ドバイへのステップに使っておこう…地域振興も兼ねてね。



先方さんもノリノリだよ。だって中央のGⅠ馬の一応【サラブレッド】が参戦するのだから。話題になって売り上げアップ間違いない。特別枠の特別条件で招待してくれるそうだ。


反対しまくっていた武田調教師もすでに了解済み。

だって俺はオーナーだから。



ちょっとおだてられながら酒の席で約束してしまった事だが、地元北海道の地方競馬の事を思えばやむなし。



2月2週の

【ばんえい記念】

賞金700万円。


ドリームメーカーは1㌧の重荷を引きながら200mの直線(2ヶ所の丘あり)を走る事になる。900~1200㎏の馬(ばん馬)と一緒にね。



俺は世界でひとつしかないばんえい競馬を守るために決断したのだった。(美人のコンパニオンをたくさん呼んでくれたし…)



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