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「知らない天井...……か……」


ふと目を開くと、まだうっすらとぼやけた視界の中に明らかに俺がいつもみなれていた実家のそれでは無いだろう天井があった。


それにいまのお馴染みのセリフもどこかおぼつかない発音であったことからも薄々と察せられるが、自分の体をみるとやけに小さい……1歳にもみたないんじゃないかくらいの身体がそこにはあった。

これは俗に言う‘’転生‘’ってやつか…

俺が目を覚ます前、意識は定かではなかったが神様らしき人に転生の宗を伝えられた記憶がないでもないからきっとそうなのだろう。

まあ前世の俺は別になにかの使命や目標があったわけでもなくただただだらだらと偏差値50程度の近所の高校に通っていただけであってそれにそこそこライトノベルも嗜んでいたがために嬉しい気持ちがないわけでもないが…まあ未練があるとすれば両親に感謝を伝えれなかったことぐらいだろうか、両親は今まで特になにも成してこなかった俺を何も言わずにやしなってくれていたのだ、と言ってももうどうしようもない話だろうがな。

まあこうなった以上こっちの世界ではまだ両親の顔すらみたことすらないが、前世の分まで頑張って生き抜こうと思った。

ーーーーっとまあ、とりあえずここは異世界なわけで魔法などにも期待したいところなのだが...……


「う”ぇぇぇぇぇぇん」


どうやらそんな異世界ファンタジー様々のお楽しみの前にまだ俺はこの寝起きでお腹の空いている赤ん坊の身体を制御できていなかったようだ……



しばらく俺がないていると誰かがあわててこちらへと足音が近づいてきているのがわかった。


「あらアレンちゃん起きてたのねーご飯持ってくるから大人しく待っててねー、よちよちよちよち」


そう声をかけてきたとおもいきや頭をなでたあと凄い勢いで

部屋を出ていった彼女はきっとこの世界の俺、アレンの母であるのだろう、面倒くさそうな雰囲気を感じないでもないが悪い人ではないだろうことだけはわかったな

まあ一先ずは大人しく朝食を待っておくとしよう








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