妹と気持ち
更新遅れました。すみません!
しまった。俺は奈々との出会いから思い出してしまったため、嫌な事に気付いてしまった中学生の時の事も思い出してしまったようだ。
「あーくっそ。なんで今更中学の時を思い出さないといけないんだよ…」
言葉でそういっていても、俺自身思い出してしまった理由なんて、とっくに分かっていた。
そうして、自分が記憶を掘り返しているうちに、
家へついた。
「ただいま。」
ドアを開けると、
「おかえり〜!」
妹の花憐がドタドタと走りながら向かってきた。
ちなみに両親は仕事で家には居ない。
「お兄ちゃん、ほんとに女装してるんだね…」
「あぁ、趣味だからな。」
「うん。今はそれで我慢するね。」
「…助かる」
そんな会話をしながらリビングへ向かう。
リビングにつくと、時計を確認した。
「もう、19時だし、夕飯にするか?」
「うん!」
元気な返事が帰ってきたので、冷蔵庫の中身を確認し、キッチンに立って、数十分間かけて今日の夕飯を作った。できた夕飯をテーブルに置き、花憐と一緒にいただきます。合掌し、箸を運ぶ。
「お兄ちゃん、今日何かあった?」
「ん?どうしてだ?」
「なんかいつもと雰囲気違う気がする〜。」
ふっ流石我が妹、やはり気づいてしまったか…
君のような勘のいいガキは嫌いだよ。
言ってみたかったセリフが言えたぜ!
やったぜ。
まぁ心の中でだがな。
HAHAHA!
「やっぱり花憐にはバレちゃうか…」
「それで何があったの?」
「今日本屋で奈々と会った。」
「ふーん。奈々ちゃんとねぇ。それで、気づかれちゃったの?」
「いや。気づかれなかった。嬉しいのか、悲しいのか、俺でも分からん。」
「まぁ、良かったんじゃない。でも、奈々ちゃんとは学校で会うんでしょ?」
「多分大丈夫だ。前髪で顔はあまり見えないはずだ。あと…そもそも男だと見られてないから…」
「あっ…ごめん。」
「大丈夫。気にしてないから。」
いつの間にか夕飯を食べ終わっていたので、ごちそうさまでした。と言って自分の部屋へ向かった。
花憐の言葉で大分奈々の事を引きずっているという事を再認識し、その気持ちを部屋で落ち着かせようと思ってベッドで横になっていたら23時近くになっていたので、風呂に入って、ベッドにダイブすると、自然と瞼は落ちていき、俺の意識は暗闇へと、落ちていった。
メリークリスマス!
ってことで、番外編とか書くもんなんでしょうけど、如何せん話が進んでないもので…
奈々sideはいるのか?と
この作品はだいたい一話、一分程度で読めるようにしているんですが、文量は増やした方がいいか?という質問的なことをしてみますが、どうでしょう。答えてもらえると嬉しいです。