本屋と再会
初めて書いた、拙い作品ですが
読んでもらえたら嬉しいですm(*_ _)m
「よし、出来た」
鏡に向かってそう言葉をこぼす。
「我ながらいい出来だ!」
そう言葉を発し、少年は外へ出る。
そして上機嫌にスキップをしながら街中を進む。
「ふんふんふーん♪」
何故こんなにも上機嫌なのか、その理由は女装だ。
「と、この様な説明がどこかで流れたような気がするが気のせいか…」
俺こと、桜沢奏は、久しぶりの女装を堪能している。
何故ならば女装が趣味にも関わらず1ヶ月も女装出来なかったんだぞ!
コホン…つい俺の悪い癖が出てしまった…
女装のことになると、熱くなってしまうからな。HAHAHA!
そしてだ、今重要なのは俺の癖ではなく、容姿だと思う…思うよな!?
艶やかな黒い髪に、くりっとした目、小ぶりで愛らしい鼻、
ぷりっとした唇、に慎ましやかな胸…
おい今誰か絶対ため息ついただろ!
俺はひんぬーが好きなんだ!ひんぬーが!
ちなみに服装はパーカーにスカートにタイツだ。
まさにオフモード。
それでも完璧な美少女だ!
普段の俺からは考えられない程な……
と、そろそろ自画自賛とスキップをやめて早足で行くか…
今日は欲しい漫画の発売日なんだ!急がなくては!
ん?女装する意味?あるに決まってるだろ。
欲しい漫画が少女漫画なんだよぉぉぉ!
誰しも1回位は経験があるだろう…
なんか気まずいんだよな…
「っと、本屋ついたな」
そう言葉にし、本屋に入った。
「おっ!あった。あった。」
俺は、目当ての本を見つけ、手に取ろうとする
だが、そこにもう1つ手が見えた気がして、俺は咄嗟に手を引く。
俺、心の中でこんな喋り方してるけどコミュ障なんだよぉぉ!
そして顔を上げると、俺の顔は驚愕にそまった。
何故なら……
俺の初恋の幼馴染だったのだ…